Netflixやフジテレビ・オンデマンドで配信されている人気リアリティー番組『テラスハウス』に出演し話題のイタリア人漫画家・ペッペ（本名：デュラト・ジュゼッペ）が17日、都内で漫画『ミンゴ イタリア人がみんなモテると思うなよ』のコミック発売記念イベントを開催した。

【写真】その他の写真を見る

　小さいころから日本のアニメや漫画が好きなペッペは、16歳のころに漫画家を志し、22歳の2015年に日本に移住。モデルとして活躍しながら、2018年に『週刊ビッグコミックスピリッツ』の新人賞で佳作賞を受賞。2019年9月より『テラスハウス』に出演し、インスタグラムのフォロワー数が急増するなど注目を集めている。

　ペッペは「日本に来た瞬間に人生が変わりました。来て1時間で渋谷でスカウトされてモデルになった」と来日早々に想像もしていなかったことが起こったと振り返る。さらに「モデルをやるなんて考えられなかった。『テラスハウス』も無理だと思っていたけど、日本なら何でもできるんじゃないかと思えるようになったんです。イタリアなら無理なことでも、日本ならチャンスがあるんじゃないか」と、テラハ出演も大きな転機だったと話した。

　単行本については「うれしさは一瞬だけだったんです」といい「喜んではいるんだけど、次の漫画のことを考えなきゃいけない。ハッピーだと思っていたけど、漫画家は次のことを考えなきゃいけない」とプロ意識も高い。

　同作は、日本に来た外国人が感じる不思議を描いた作品。「イタリア人だからある変なこだわり、日本人はここがヘン、イタリア人もここがヘン、だからお互いに興味があって、もっと知りたい！」という、オタク文化をこよなく愛するイタリア人・ミンゴが、あこがれの地・東京でモデルにスカウトされ、すてきな出会いを求めて奮闘する等身大の東京生活の日々を描いた異文化交流コメディー。

　漫画の中には『テラハ』で共演する西野入流佳（るか）をモデルにしたキャラクターや渡邉香織が書いたイラストも登場。ほかのメンバーについても「みんな入れたいと思います」と今後の展望も明かしていた。