令和仮面ライダーの第1作『仮面ライダーゼロワン』と、最後の平成仮面ライダーとして歴史に名を刻んだ『仮面ライダージオウ』の冬の新作映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(12月21日公開)を記念して、『ゼロワン』×『ジオウ』キャストのクロストークが実現。今回は、『ゼロワン』から不破諫/仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎(25)、刃唯阿/仮面ライダーバルキリー役の井桁弘恵(22)、『ジオウ』から明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役の押田岳(22)にインタビュー。図らずも早稲田大学の卒業生&在学生。さらに井桁の人柄の良さが伺えるエピソードも明らかに。
――バトンタッチイベントにともに登壇されましたが、親交はあるのでしょうか?
【岡田龍太郎】全員、早稲田です。大学が一緒という共通点がありますね。
【井桁弘恵】ここ(井桁と押田)は学部も一緒です。
【押田岳】憧れの先輩でした。
【井桁】やめてください(笑)。
【押田】帽子を深くかぶって、バレないように構内を歩いていた。かわいい人がいるなと思っていたけど、ライダーに変身しててびっくり。
【岡田】ライダーとしては先輩だからもうちょっとでかい顔ができるやんか。
【押田】そうですよ。ちゃんと敬語使ってもらわないと(笑)。
【井桁】おっと! よろしくお願いします。
【押田】うそです。やめてください(笑)。
■「不破さん」と「ゲイツくん」の違いは?
――『仮面ライダージオウ』からバトンを受け取ってどのような感慨でしたか?
【岡田】平成が終わって、令和が始まって、僕たち令和の一発目でもあるので、どこか新たなスタートという気持ちもあって、歴史ある作品を受け継いでいるんですけど、新たな気持ちで、自分たちの感じでやっていこうという気持ちがありました。
【井桁】バトンタッチイベントの時はすごくプレッシャーも感じましたし、『ジオウ』の方々がすごく愛されているのを客席の雰囲気からも感じたので、『ゼロワン』もたくさんの方に愛される、愛してもらえる作品になれるかな、という不安もあったんですけど、プレッシャーに負けてもいけないし、令和一発目ということで新たな気持ちというか、やってやるぞ、という気持ちで、私たちは私たちなりに、私たちらしく作っていければいいな、という気持ちでした。
――『ゼロワン』の放送が始まって、反響はいかがですか?
【岡田】放送が始まって、反響は大きいですね。大学を卒業してから疎遠になっていた友人から連絡が来ました。それと、ツイッターで「#不破さん」と皆さんつぶやいていること。もともと現場では「諫(いさむ)さん」と呼ばれることが多かったので、「不破さん」で定着するんだぁ、と意外に思いました。
【押田】それでいうと、僕は「ゲイツくん」と呼ばれていました。
【岡田】ゲイツ「くん」なんだ。「くん」と「さん」で、どういう違いがあるのかわからないですけど(笑)。あるんでしょうね、キャラクターの違いが。僕も「不破くん」や「諫くん」でもいいはずなんですけど、「不破さん」。
【井桁弘】それ、なんとなくわかる気がします。
■仮面ライダーバルキリーの変身はイリュージョン
――井桁さんはいかがですか? 作品の最初から女性ライダーが登場するのは、仮面ライダーバルキリーが初ということで注目度も高かったですが。
【井桁】そうですね、とにかく反響が大きくて、変身の時にどうやってプログライズキーをくるくるさせているのか、皆さんいろいろ推測してくださっているみたいで、「やってみた」動画もあって、注目してくださってうれしいな、と思うことが多いですね。
【岡田】くるくるはどうやっているんですか(笑)?
【押田】実はさっき、僕も同じことを聞いてしまいました(笑)。
【井桁】あれは、イリュージョンです。CGではないです、というのだけはお伝えしておきたいです。
【岡田】イリュージョンもCGも同じような感じだけど(笑)。
【井桁】刃唯阿としては、いろんなことをやっていて、見ている方もこれから唯阿がどうなっていくのか、すごく気になるところではあると思うので、反応が楽しみです。
【押田】『ゼロワン』面白いですよね。設定もしっかりしているし、皆さんのキャラも立っているし、もちろん変身とライダーもすごくかっこいいですし。僕は暗殺ちゃんが好きです。しっかり見ています。
【井桁】ありがとうございます。
【岡田】これから、熱い展開が待っていますから、暗殺ちゃんは。
――押田さんは、『仮面ライダービルド』からバトンを受け、1年間『ジオウ』を全うして、『ゼロワン』にバトンを渡す。ひと通り経験していかがですか?
【押田】『ビルド』の存在は、僕らにとって大きな壁でした。そして、今、先輩ライダーという存在になれているのか、僕も含めて『ジオウ』のメンバーは心配に思っているとところもありました。『ジオウ』は『ジオウ』だし、『ゼロワン』は『ゼロワン』だし、それぞれが愛されたらいいな、と最近は思っています。
――冬映画が終わると、本当の意味で“卒業”ですね。
【押田】一年やっている作品なので、だんだん家族みたいな感覚になっていくんですよね、いい意味でも悪い意味でも。僕、クランクアップの時に絶対泣かないと思っていたんですけど、みんなに会えなくなるのは寂しいなって、こみ上げてきちゃって。スタッフ・キャストだけでなく、僕はSNSやイベントで聞いたファンの方の声も参考にすることがあったので、みんなで作ってきたという思いが強い。みんなで作っていける作品っていいな、と思いました。
■『令ジェネ』見どころは「アクション」
――ラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が注目されましたが、『仮面ライダー』の現場もまさに「ONE TEAM」ですね。
【井桁】私が『ゼロワン』のチーム力を感じるのは、アクションシーンです。戦っているとはいえ、同じスタッフですし、アクション部が動きを合わせてくださることで、私もアクションができる。そこで私が意識していることといえば、感謝を伝えること。皆さんキツいのは一緒ですし、そこで一人でもキツいなぁ、という表情が出てしまうと、みんなの気持ちが落ちて、全体の士気が下がってしまうと思うので、明るく笑っていよう、と心がけています。映画の撮影も大変なことが多かったんですが、それだけは意識するようにしていましたし、これからも意識していきたいと思っています。
【押田】さすがお母さん! 『ゼロワン』チームのお母さんらしいんですよ。「ほら、みんな手を振って」って先導しているって聞きました。
【岡田】そうそう。
【井桁】ロケが終わって、私たちが先に帰るときに、スタッフさんが私たちのバスに向かって手を振ってくれていたんです。でも、みんなスマホをいじっていたから、「手を振り返してよ」って!
【岡田】「みんな手を振って」「手を振って」って、最前列で。引率の先生みたいでした。
【押田】まとめ役のお母さん。いいな〜。『ジオウ』にもほしかったな。僕らみんなでふざけていたから。岡田さんは盛り上げ役になっているって聞きましたよ。
【岡田】いやぁ、僕は、自分のことだけでいっぱい、いっぱいです。
【井桁】岡田さんは役に真摯に向き合う方なので、その姿を見るとこっちも気合いが入りますね。負けていられないな、という気持ちがみんなにも伝わるので、そういう意味でチームに貢献してくださっている。
【岡田】いいフォロー入れてくれましたね、さすがです。
――冬の新作映画『令ジェネ』の見どころをお願いします。
【岡田】『ジオウ』と『ゼロワン』がどうからむのか、楽しみにしていましたが、脚本をいただいて、すばらしいなと思いました。不破諫としては、アクションが見どころですね。せりふがあまりないので(笑)。杉原輝昭監督の躍動感あふれるアクションを存分にやらせていただきました。本当にこだわり抜いたシーンが多数あるので、圧倒されてほしい。僕も映画館で見るのを楽しみにしています。
【井桁】大人の方も楽しんでいただける、深みのある映画になっているという印象があります。私自身の見てほしいところもアクションになるんですけど…。8割方アクションシーンです。
【岡田】アクション映画ではないんですけどね。
【井桁】役どころ的に諫と戦うシーンが多いので。アクション練習も特別に2日くらいとってもらってみっちり練習しました。女だからといって、容赦ない、手加減なしに男性と一緒に戦っているので、大画面ならではの迫力を映画館で楽しんでいただけたらいいな、と思います。
【押田】僕は出られてよかったです(笑)。『ゼロワン』の皆さんとお芝居ができてうれしかったですし、かっこいいところ、おはなし的に面白いところもあるんですが、『ジオウ』と『ゼロワン』が重なるのはこの映画だけなので、そこを一番楽しんでもらいたいですね。それと今回、アクションをやらせてもらえたのが、『ジオウ』組としてはうれしかったです。
映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』は12月21日公開。
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――バトンタッチイベントにともに登壇されましたが、親交はあるのでしょうか?
【岡田龍太郎】全員、早稲田です。大学が一緒という共通点がありますね。
【井桁弘恵】ここ(井桁と押田)は学部も一緒です。
【押田岳】憧れの先輩でした。
【井桁】やめてください(笑)。
【押田】帽子を深くかぶって、バレないように構内を歩いていた。かわいい人がいるなと思っていたけど、ライダーに変身しててびっくり。
【岡田】ライダーとしては先輩だからもうちょっとでかい顔ができるやんか。
【押田】そうですよ。ちゃんと敬語使ってもらわないと(笑)。
【井桁】おっと! よろしくお願いします。
【押田】うそです。やめてください(笑)。
■「不破さん」と「ゲイツくん」の違いは?
――『仮面ライダージオウ』からバトンを受け取ってどのような感慨でしたか?
【岡田】平成が終わって、令和が始まって、僕たち令和の一発目でもあるので、どこか新たなスタートという気持ちもあって、歴史ある作品を受け継いでいるんですけど、新たな気持ちで、自分たちの感じでやっていこうという気持ちがありました。
【井桁】バトンタッチイベントの時はすごくプレッシャーも感じましたし、『ジオウ』の方々がすごく愛されているのを客席の雰囲気からも感じたので、『ゼロワン』もたくさんの方に愛される、愛してもらえる作品になれるかな、という不安もあったんですけど、プレッシャーに負けてもいけないし、令和一発目ということで新たな気持ちというか、やってやるぞ、という気持ちで、私たちは私たちなりに、私たちらしく作っていければいいな、という気持ちでした。
――『ゼロワン』の放送が始まって、反響はいかがですか?
【岡田】放送が始まって、反響は大きいですね。大学を卒業してから疎遠になっていた友人から連絡が来ました。それと、ツイッターで「#不破さん」と皆さんつぶやいていること。もともと現場では「諫(いさむ)さん」と呼ばれることが多かったので、「不破さん」で定着するんだぁ、と意外に思いました。
【押田】それでいうと、僕は「ゲイツくん」と呼ばれていました。
【岡田】ゲイツ「くん」なんだ。「くん」と「さん」で、どういう違いがあるのかわからないですけど(笑)。あるんでしょうね、キャラクターの違いが。僕も「不破くん」や「諫くん」でもいいはずなんですけど、「不破さん」。
【井桁弘】それ、なんとなくわかる気がします。
■仮面ライダーバルキリーの変身はイリュージョン
――井桁さんはいかがですか? 作品の最初から女性ライダーが登場するのは、仮面ライダーバルキリーが初ということで注目度も高かったですが。
【井桁】そうですね、とにかく反響が大きくて、変身の時にどうやってプログライズキーをくるくるさせているのか、皆さんいろいろ推測してくださっているみたいで、「やってみた」動画もあって、注目してくださってうれしいな、と思うことが多いですね。
【岡田】くるくるはどうやっているんですか(笑)?
【押田】実はさっき、僕も同じことを聞いてしまいました(笑)。
【井桁】あれは、イリュージョンです。CGではないです、というのだけはお伝えしておきたいです。
【岡田】イリュージョンもCGも同じような感じだけど(笑)。
【井桁】刃唯阿としては、いろんなことをやっていて、見ている方もこれから唯阿がどうなっていくのか、すごく気になるところではあると思うので、反応が楽しみです。
【押田】『ゼロワン』面白いですよね。設定もしっかりしているし、皆さんのキャラも立っているし、もちろん変身とライダーもすごくかっこいいですし。僕は暗殺ちゃんが好きです。しっかり見ています。
【井桁】ありがとうございます。
【岡田】これから、熱い展開が待っていますから、暗殺ちゃんは。
――押田さんは、『仮面ライダービルド』からバトンを受け、1年間『ジオウ』を全うして、『ゼロワン』にバトンを渡す。ひと通り経験していかがですか?
【押田】『ビルド』の存在は、僕らにとって大きな壁でした。そして、今、先輩ライダーという存在になれているのか、僕も含めて『ジオウ』のメンバーは心配に思っているとところもありました。『ジオウ』は『ジオウ』だし、『ゼロワン』は『ゼロワン』だし、それぞれが愛されたらいいな、と最近は思っています。
――冬映画が終わると、本当の意味で“卒業”ですね。
【押田】一年やっている作品なので、だんだん家族みたいな感覚になっていくんですよね、いい意味でも悪い意味でも。僕、クランクアップの時に絶対泣かないと思っていたんですけど、みんなに会えなくなるのは寂しいなって、こみ上げてきちゃって。スタッフ・キャストだけでなく、僕はSNSやイベントで聞いたファンの方の声も参考にすることがあったので、みんなで作ってきたという思いが強い。みんなで作っていける作品っていいな、と思いました。
■『令ジェネ』見どころは「アクション」
――ラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が注目されましたが、『仮面ライダー』の現場もまさに「ONE TEAM」ですね。
【井桁】私が『ゼロワン』のチーム力を感じるのは、アクションシーンです。戦っているとはいえ、同じスタッフですし、アクション部が動きを合わせてくださることで、私もアクションができる。そこで私が意識していることといえば、感謝を伝えること。皆さんキツいのは一緒ですし、そこで一人でもキツいなぁ、という表情が出てしまうと、みんなの気持ちが落ちて、全体の士気が下がってしまうと思うので、明るく笑っていよう、と心がけています。映画の撮影も大変なことが多かったんですが、それだけは意識するようにしていましたし、これからも意識していきたいと思っています。
【押田】さすがお母さん! 『ゼロワン』チームのお母さんらしいんですよ。「ほら、みんな手を振って」って先導しているって聞きました。
【岡田】そうそう。
【井桁】ロケが終わって、私たちが先に帰るときに、スタッフさんが私たちのバスに向かって手を振ってくれていたんです。でも、みんなスマホをいじっていたから、「手を振り返してよ」って!
【岡田】「みんな手を振って」「手を振って」って、最前列で。引率の先生みたいでした。
【押田】まとめ役のお母さん。いいな〜。『ジオウ』にもほしかったな。僕らみんなでふざけていたから。岡田さんは盛り上げ役になっているって聞きましたよ。
【岡田】いやぁ、僕は、自分のことだけでいっぱい、いっぱいです。
【井桁】岡田さんは役に真摯に向き合う方なので、その姿を見るとこっちも気合いが入りますね。負けていられないな、という気持ちがみんなにも伝わるので、そういう意味でチームに貢献してくださっている。
【岡田】いいフォロー入れてくれましたね、さすがです。
――冬の新作映画『令ジェネ』の見どころをお願いします。
【岡田】『ジオウ』と『ゼロワン』がどうからむのか、楽しみにしていましたが、脚本をいただいて、すばらしいなと思いました。不破諫としては、アクションが見どころですね。せりふがあまりないので(笑)。杉原輝昭監督の躍動感あふれるアクションを存分にやらせていただきました。本当にこだわり抜いたシーンが多数あるので、圧倒されてほしい。僕も映画館で見るのを楽しみにしています。
【井桁】大人の方も楽しんでいただける、深みのある映画になっているという印象があります。私自身の見てほしいところもアクションになるんですけど…。8割方アクションシーンです。
【岡田】アクション映画ではないんですけどね。
【井桁】役どころ的に諫と戦うシーンが多いので。アクション練習も特別に2日くらいとってもらってみっちり練習しました。女だからといって、容赦ない、手加減なしに男性と一緒に戦っているので、大画面ならではの迫力を映画館で楽しんでいただけたらいいな、と思います。
【押田】僕は出られてよかったです(笑)。『ゼロワン』の皆さんとお芝居ができてうれしかったですし、かっこいいところ、おはなし的に面白いところもあるんですが、『ジオウ』と『ゼロワン』が重なるのはこの映画だけなので、そこを一番楽しんでもらいたいですね。それと今回、アクションをやらせてもらえたのが、『ジオウ』組としてはうれしかったです。
映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』は12月21日公開。
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2019/12/15