歌謡コーラスグループ・純烈（酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、小田井涼平）が9日、都内で行なわれたMONDO TV『ザ・純烈ショー！2』記者会見に登壇した。年末の『紅白歌合戦』に2年連続出場が決定している同グループだが、今年のはじめにはメンバーが不祥事で脱退。リーダーの酒井は「まさか今年、すぐに（紅白に）戻れるという感覚はなかった。これはスタッフ・ファンのみなさんが頑張った。うれしかったです」と予想外の吉報に歓喜。白川も「紅白はほぼ諦めていた」と本音を覗かせつつ「スタッフやファンのみなさんが1％でも望みがあるならと諦めていなかった。今回、こういった最高の形で出場できるということだったので、本当に諦めなくてよかった」と周囲のサポートに感謝した。

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　後上は「年始めでは年末のことは考えないようにしようと思っていた」としながらも、「顔をあげてみたら今年狙ってもいいのかなと考え始めて、そこからもその日その日の積み重ねでしかなかった。出会った方々に恵まれた1年だったのかな」としみじみ。小田井は「僕ら演歌・歌謡の世界では『これはチャンス』と思った方もいたと思う。今年1年、デビューしたときの氷川きよしさんやジェロさんのような、ドえらい新人がでてこなくてよかった。ああいう人たちがいたら僕らじゃなかった」と本音を漏らした。

　新体制となったことで酒井は「今は寂しさは乗り越えて。でも紅白のステージでは去年5人やったなという想いは絶対出てくると思う。それよりも今年も出させてもらった感謝で、笑顔でお届けしたい。でもスタッフもメンバーも一瞬よぎりますね」と感慨深げ。「でも、31日にピシッと歌って終わって、もうその話はなしで、といきたい。今年いっぱいはツッコんでも大丈夫。でも来年からはナシで！」と心機一転、来年以降はこの話題の“封印”を誓った。

　しかし脱退は思わぬところに波紋を呼び、メンバーそれぞれが競馬・パチンコ・麻雀など大人の男の趣味遊びに挑戦する同番組では、シーズン1では複数で行っていたロケが一人ひとりで実施。小田井はこの理由が事件によるものだと疑い、シーズン1も実際に3、4本の撮り直しがあったそう。「ロケ先同じなのでリアクション大変だった。僕らはできるけど、現地のお店の人も新鮮なりアクションをとらないといけない。でもできないから『初めてのていでお願いしま』と大変だった…」と思わぬ苦労も。酒井は「危機管理という意味でそれでも番組を続けさせていただいてよかった」と胸を撫で下ろした。

　そしてもう一つ、気になるのは小田井の妻・LiLiCoの紅白“乱入”。小田井が「どうなんですかね？乱入されたら困る」とぶっちゃけ。白川が「どえらい新人が奥さんだったら困るもんね」と苦笑すると、小田井も「面白いけどそっちに釘付けになりますよね。振り返ると純烈じゃなくてLiLiCoの思い出になりそうで困る」と重ね、やんわり否定していた。

　『ザ・純烈ショー！2』は11日から隔週水曜の深夜0時より放送。（全12回）。