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神田松之丞&滝沢カレン、人気のふたりの共通点は? 「ガツガツしない」生き方への共感

 10月5日からテレビ朝日系でレギュラー化された深夜バラエティー『松之丞カレンの反省だ!』(毎週土曜 深0:10〜0:35※一部地域を除く)。“今、最もチケットが取れない講談師”として注目を集める神田松之丞、そして、バラエティー番組で絶妙な発言を繰り出し、“言葉の魔術師”と評される人気モデル・滝沢カレンがコンビを組む。松之丞の突撃ルポにカレンがツッコミを入れつつ、「ああでもない」「こうでもない」と爆笑反省トークを展開する番組。人気のふたりを直撃した。

テレビ朝日系『松之丞カレンの反省だ!』神田松之丞、滝沢カレンにインタビュー (C)ORICON NewS inc.

テレビ朝日系『松之丞カレンの反省だ!』神田松之丞、滝沢カレンにインタビュー (C)ORICON NewS inc.

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■ふたりは「お互い介護し合うみたいな関係」

――4月6日深夜に初めて放送されてから、9月までレギュラーではなかったんだ、と逆に驚きました。

【松之丞】特番16本やっている感じでした。そんなことになるとは聞いていませんでした。

――10月からレギュラー化していかがですか?

【カレン】この番組をずっと続けたいというのが夢だったので、うれしいです。

【松之丞】そんなに好きだったんですね。

【カレン】好き?

【松之丞】うーん(笑)。あんまり好きかどうか考えたことないです(笑)。

【カレン】出演者が松之丞さんと私の2人だけというのはなかなかないですし、今年、いくつかあった夢のひとつに、リーダーになる仕事をするというのがあって、2人だけということは、嫌でもしゃべらなきゃいけないから、自分の成長につながるんじゃないかな、と思って。

【松之丞】嫌ならしゃべらなくてもいい番組ってあるんですか?

【カレン】ないですけど。出演者がたくさんいる番組だと、一言しゃべっただけで終わってしまうこともあるので。『松之丞カレンの反省だ!』は、嫌でもしゃべらなきゃいけない。

【松之丞】嫌なんですか?

【カレン】(笑って)嫌じゃないですよ! 松之丞さんの話を聞いてあげられるのは私だけだし、私の話を聞いてくれるのは松之丞さんだけだから。

【松之丞】お互い介護し合うみたいな関係ですよね。

【カレン】そう。そういう場ができたのは、私にとって大きなことでした。

――松之丞さんは特番16本がレギュラー番組になっていかがですか?

【松之丞】どうなんですかね…(カレンが目の前に用意されていた飲み物を選びはじめるのを見て)絶対、僕の話に興味ないですよね。

【カレン】聞きます、聞きます(笑)。

【松之丞】素直にうれしいですよ。レギュラー化したことによって、さらに面白くしなきゃいけないでしょう。ロケVTRを作る時間は限られている、ロケ先も探さないといけないから、スタッフさんは大変だろうな、と思います。すでにカフェのロケが3本続いたことがあって、すでにネタが尽きているんじゃないか、と心配な面もあるんですが…。早くも手詰まりですね…アハハ(笑)、そんなことはないでしょうけど。

■忙しくても「仕事を楽しむ余裕がある」

――昨年から今年にかけて目覚ましい活躍をされているおふたりですが、ブレイクしている実感はあるのですが?

【松之丞】カレンさんはすごいですよ。モデルさんとしても活躍していて、バラエティーでもこんなに親しみやすい方いないんじゃないでしょうか。10月からドラマにもレギュラー出演しているんでしょう? また違った層の視聴者もカレンさんの良さに気づくでしょうから、カレンさんがどんどん活躍の場を広げていくのは共演者としてうれしいですし、刺激になりますよね。

【カレン】忙しさでいったら3年前が一番忙しかったかな。でも、それは夢のような忙しさでした。夢だったんです、スケジュールを全部埋めるのが。それで「睡眠時間がないくらい忙しい」と言うのが夢だった。それがかなったのが3年前で、その時に比べたら今は仕事を楽しむ余裕があるかな。3年前は、番組にゲストとして呼んでいただく立場で、質問される側だったんですけど、いまはゲストに来てもらって、質問したり、話を聞いたりするお仕事ができるようになって、やりたかったことができるようになったなって。ちょっと、松之丞さん、こんなに私が夢を語っているのに、いま寝てませんでした?

【松之丞】いや、寝てませんよ。というか、今朝早かったのであんまり寝てません。カレンさんのいいところは2、3時間しか寝られないくらい忙しくて、つらかったんですよって、普通なら言うところを、「それが夢だったんです」って言えるところですよね。実際のところつらかったと思います。でも絶対にネガティブなことを言わない。そういう芯の強さみたいなものが、かっこいいな、と思います。

――松之丞さんも本業の講談以外にも、この番組をはじめ、いろんなところから引っ張りだこですよね。

【松之丞】一生懸命やってますけど、やはり疲れますよね。とくに講談は身体芸でもあるので、疲れていると如実に出るんですよ。8時間しっかり寝て、朝6時に起きて臨む午前中の高座ってめちゃくちゃ出来がいい。確かにいま僕が3年前のカレンさんみたいな状況かもしれないですよね。

――3年後、何かの折にカレンさんを見習って、「それが夢だった」と言えればいいんじゃないですか?

【カレン】松之丞さんは言わないと思います。

【松之丞】僕も言わないと思います(笑)。僕はいまから言っておきます。睡眠不足はつらい。地獄だ、って。

■カレンに「黒柳徹子」の素質あり!?

――おふたりがエンタメ界で着実に足場を築きつつあるのは、やはり今の時代に求められているものをお持ちだからだと思うのですが、心当たりはありますか?

【松之丞】カレンさんは息の長い活躍をされると思う。キャラを演じていないから。最初は、変な言葉使いをするキャラを演じているのかと思ったんですが、こうして番組でご一緒して、ナチュラルに面白い方だということは間違いない。みんな無理したことを言ったりやったりするからボロが出て、信頼を失う。二代目の黒柳徹子さんだと思っています(笑)。

【カレン】松之丞さんと私の何が違うって、松之丞さんは国の宝、教科書に載るレベルだと思うんです。私は、その松之丞さんのプロフィールの中に、主な出演作品『松之丞カレンの反省だ!』が載るだけで幸せです。

【松之丞】謙遜がすごすぎて、わけがわからない。でも、そういっていただけるのはうれしいですね。

――講談は、日本の伝統芸能のひとつですからね。

【カレン】そう! だから、いまは『松之丞カレンの反省だ!』だけやっててほしい。ほかの番組に出てほしくない。

【松之丞】(笑い)。確かに『太田松之丞』(テレビ朝日の深夜番組『お願いランキング』内の企画で、爆笑問題太田光と松之丞が出演している)に異常な敵対心を持っていますよね。

【カレン】好きにやってくれていいんですけど、ホームは『松之丞カレンの反省だ!』であってほしい。『太田松之丞』は友達の家。

【松之丞】ホームは、講談の高座だと思いますが、カレンさんが言いたいことも少しわかります。私は、カレンさんがほかでどんな活躍をしていても何とも思わないけど。

【カレン】温度差がすごい。松之丞さんにはライバルがいなさそうですもんね。

【松之丞】そうですね。ふわふわとしていますよね。

【カレン】自信があって落ち着いて見えます。

【松之丞】そうですね、良くも悪くもガツガツはしていないですね。テレビの世界で生き残ってやる、もっと売れてやる、みたいなものもないですし。カレンさんもそうですよね。頑張っているけど、ガツガツしている感じはない。

【カレン】私もガツガツはしていないですね。このままずっと続くとは思ってないです。あ、でも『松之丞カレンの反省だ!』は続く限り、続いてほしいです。

――ふたりに共通するのは、キャラを作らない、ガツガツしていない。それが、いま人気者に求められているものなのかもしれないですね。

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  • テレビ朝日系『松之丞カレンの反省だ!』神田松之丞、滝沢カレンにインタビュー (C)ORICON NewS inc.
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  • 「カレンさんは二代目の黒柳徹子さんだと思っています」神田松之丞 (C)ORICON NewS inc.
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