2009年に日本テレビの人気バラエティー番組『人生が変わる1分間の深いイイ話』の企画から誕生した“平成の新選組”こと新選組リアン（森公平、榊原徹士、山口純、國定拓弥、関義哉）が14日、東京・山野ホールで解散から5年を経て一夜限りの復活ライブ『令和男道』を開催。久しぶりに集まったファン、復活ライブを望んだスタッフに感謝の言葉を送るとともに、プロデュースを担当していた元・タレントの島田紳助さんからライブ前に「頑張れよ！」と熱いメッセージを受けていたことを明かした。

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　関西在住の男子大学生2518人からオーディションで選ばれた5人が、京都を盛り上げるという使命を持って誕生した新選組リアンは、09年10月14日に新撰組の“鬼の副長”と恐れられた土方歳三の生き様を綴ったデビュー曲「男道」でオリコン初登場3位を記録。その後、テレビや舞台などを中心にさまざまな場面で活躍していくも、2014年に解散。メンバー5人はそれぞれの道を進むこととなった。

　「男道」の発売から10年後に開催されたライブは、2部構成でファン約1200人が集結。ライブ中のMCでは、この5年間の活動をそれぞれが報告。榊原は『宇宙戦隊キュウレンジャー』に出演をしていたことから「俺、ヒーローになっちゃった」と笑顔。「最近は吉本坂もやっています！」とも言うと、森は「俺は吉本坂落ちた」と明かし、会場は笑いに包まれた。

　さらに、現在吉本坂46が2期生を募集していることから森は「マネージャーさんから『吉本坂、受けますか？（笑）』ってメールが来たんですよ。（笑）って…」と嘆く場面も。さらに今は芸能活動から離れ、飲食店を営む國定は「僕は焼き鳥焼いてます。11月いっぱいでお店が移転するんで、またよろしくお願いします！」と宣伝も兼ねて、現状報告をしていた。

　そして、ライブ終盤にはメンバー全員がファンに向けてメッセージ。関は「解散した次の日のブログを読みまして。『いつか、何か一緒に仕事したい。信じています』と書いていて、それが一番好きなライブという形で叶ったことが本当に幸せです。それができたのは紳助さんをはじめ、スタッフさんや家族や友人、ファンのみなさんがいてこそです。これからもそれぞれのエンターテイメントを応援していただけたらうれしいです」と言葉を送った。

　ライブ終了後、ORICON NEWSの取材に応じた5人。榊原は「5年経って、ファンの方も変わるかなと思ったんですけど、変わっていなくてほっこりしました。5年分、楽しみにしてくださって僕たちを迎え入れてくれたのがすごくうれしかった」と笑顔。山口は「タイムスリップしたような感覚で5年前に戻りました。ファンのみなさんの中では、新選組リアンが続いていたのかなと感じて、それがうれしかったです」とライブを振り返った。

　また、復活ライブが決まったときに紳助さんに報告したことを明かし、森は「『頑張れよ！』と紳助さんらしい言葉をもらいました。見には行けんけど、遠くから応援していると言っていただきました」と明かし、関も「きのう5人の気持ちを代表して『ファンの方を楽しませられるように全力で頑張ります！』と連絡したんです。そうしたら『また、遊ぼうな』と返信をいただいて、それが紳助さんらしいですね」と白い歯を見せていた。

　今後について、関は「どうなるかはわかりませんが、5人前とファンのみなさんが集まる機会があれば良いなと思っています。ファンの方もそれを信じて待っていてほしい。次に会うまでに、僕たちの楽曲であったり、個々のSNSでの報告や活動で時間をつなげてもらって、次に会うまで待っといてほしいです。それができるように、僕たちも成長したいと思います」と三度目の集結を、力強く宣言した。

■新選組リアン『令和男道』セットリスト
01．男道
02．本当に僕でいいんですか
03．色糸
04．この手
05．負けないで
06．Merry Xmas to you
07．プラットホーム
08．永遠ラブソング
09．キラキラ
10．弾丸レーサー
11．愛の唄
【アンコール】
12．リアン号
13．男道