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謹慎から復帰の芸人、舞台袖で涙流す スリムクラブは老人ホームでのほっこりエピ語る

 反社会的勢カの宴会に出席して金銭を受け取るなどした、いわゆる「闇営業」問題で、謹慎処分を受けた芸人11人が、きょう19日をもって処分が解除された。新宿・ルミネtheよしもとで行われた公演に、2700常道裕史/36・八十島宏行/35)、くまだまさし(46)、スリムクラブ真栄田賢/43・内間政成/43)が復帰ステージに立った。

(左から)2700(八十島宏行、常道裕史)、くまだまさし、スリムクラブ(真栄田賢、内間政成) (C)ORICON NewS inc.

(左から)2700(八十島宏行、常道裕史)、くまだまさし、スリムクラブ(真栄田賢、内間政成) (C)ORICON NewS inc.

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 1番手として登場した2700は、コントに必要な「かつら」を被らずに舞台へ。八十島は「お久しぶりでございます。ご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、常道も「申し訳ございませんでした」と頭を下げた。この日のコントは突然、家を訪れた女性を慰める男性が、なぜか骨の話をするネタ。

 最後は骨格模型がしゃべり出すという設定で、八十島は自身に向かって「もう闇営業行くなよ」とイジり、自分で「すみません」と謝罪。続けて常道に対し「直の営業入っても、すぐに行くなよ」と助言すると、常道も「すみません」と平身低頭で笑わせた。

 続く、くまだは温かい拍手で迎えられると「ちょっとあったか過ぎて逆にやりづらくなってきました」と率直な胸の内を語った。「みなさま、今回は一連の件におきまして、世間のみなさま、関係者のみなさまに大変、ご迷惑をおかけしました。そして何よりも一番は詐欺被害に遭われた方で、この件で不快に思われた方がいらっしゃいましたら謝らせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と深々と一礼した。

 自責の念は強く「これから先、自分のできる限り啓蒙活動をしていきたい。とにかく、ずっと反省の心、気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたい」と誓った。そして「空気を変えるために、もう1回出てきます」と異例の再入場。おなじみの宴会芸を行い、観客は大満足の表情だった。

 スリムクラブは「おかえり〜」という声がかかる中で登場すると、真栄田が「すみませんでした。きょうで謹慎が解けました。また、よろしくお願いします」と謝り、内間と一緒に何度も頭を下げた。

 ネタは闇営業に絡めたものに。内間の離婚危機や自宅ローンの話、真栄田が別のニュースの犯人に間違えられた話などで笑わせた。また、真栄田は「謹慎中はいろいろありました。老人ホームでじいちゃん、ばあちゃんと触れ合ったりしました」と振り返る。内間は、とあるおばあちゃんと仲良くなったそうだが「最後にお願い。『あったかいんだからぁ』歌って」と言われたという。クマムシに間違えられたが内間は歌ったそう。真栄田は「すばらしい」と相方を絶賛していた。

 最後に真栄田は「2700も、くまださんも復帰した。くまださんは袖で泣いてました。お客さんのおかげです」と先行きの見えない謹慎期間が終わり、安堵の涙が芸人の頬を伝ったそう。最後に内間は「元気に頑張ります」と話し、真栄田は「お客さん、これからよろしくお願いします。きょうの会場の雰囲気はね。『い〜よ〜!』」と『エンタの神様』でおなじみのフランチェンネタで締めくくった。

 この日に復帰した3組は、やってしまったことの大きさを反省し、真摯に謝罪。奉仕活動を続けていく覚悟も示した。一方で闇営業をタブーにするのではなく、芸人らしくネタに。劇場を訪れるお笑いファンにとっては最高の復帰ステージとなった。

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