きょう8日放送のフジテレビ系『直撃！シンソウ坂上』（後9：00）では、今から34年前の1985年8月の日航機墜落事故で亡くなった歌手・坂本九さんを特集。その知られざる素顔に迫るため、番組MCの坂上忍が、坂本さんの自宅で、妻で元女優の柏木由紀子さんと2人の娘に直撃インタビューを行う。

【写真】その他の写真を見る

　坂本さんは、エルビス・プレスリーに憧れ歌手を目指し、1959年17歳でデビューして以降「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」「幸せなら手をたたこう」などヒット曲を連発。今回、坂本さんの自宅を訪問した坂上は、妻の由紀子さんと2人の娘（花子さん、舞子さん）に迎えられる。「いまだに思い出すとつらい」（花子さん）という34年前の“あの日”について3人に聞いていくと、事故の第一報を受けた際の様子や、すぐに自宅前にマスコミが集まってきた当時の混乱ぶり、そして安否が分からないまま会見に次ぐ会見に追われた時の気持ちが語られる。

　また坂上のインタビューによって、家族から見て「不可解」だったという坂本さんの行動も明らかに。事故当日の朝、空を見上げながら坂本さんが舞子さんに語った予言のような言葉、坂本さんが自宅を出る際、由紀子さんに最後に見せた生前最後の表情、飛行機に乗る前に行ったラジオの公開収録で、当初予定になかった歌を歌った訳…。番組では、坂本さんが羽田空港に向かう直前に収録されたこのラジオ番組の貴重な音源を公開。「心の瞳」という楽曲で、これは坂本さんが最後に残した歌声となった。