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東野幸治、闇営業騒動で存在感 『ワイドナショー』&カラテカ矢部とのイベントで見せた“器量”

 一連の「闇営業」問題を巡り、吉本興業が揺れている。所属芸人が振り込め詐欺グループの宴会に出席し、金銭を受け取るなどしたことに端を発して、焦点が二転三転していき、今や“お家騒動”と化している感がある。論点も移り変わり、日に日に関わる人物も増えていくため、誰もが慎重に発言する中、今回の騒動収束に向けた動きに関わり、時には感情を全面に押し出し、時には笑いを交えながら、自身の見解を打ち出していたのが東野幸治だ。

 まずは21日のフジテレビ『ワイドナショー』。通常では収録された内容が放送されるが、20日にお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が記者会見を開いたことを受け、急きょ生放送にすると決定した。松本人志が、本社で上層部と会談したことを明かし、会社には「岡本社長に会見をさせなさい。絶対にだめ。そうしないとこの会社はダメ」と伝えたと明かし、番組内で翌21日に岡本昭彦社長が記者会見すると発表された。

 騒動が大きく動き、生放送という緊張感の張りつめた状況において、努めて冷静に番組を進行していた東野。松本が行った上層部との会談にも同席していたが、宮迫や亮以外の後輩芸人たちへの思いを語る場面では、普段は決して見せない“涙”を浮かべた。「無期限謹慎になったスリムクラブとか、2700とか…。辛いと思うし、もし会見をしたいというなら、させてあげてほしい」。しばらくして、松本から泣いていたことをツッコまれると「いやぁー歳取ったなと思って」と笑顔を浮かべた。

 大きな反響を集めた東野の涙。その理由は、28日放送のカンテレ『マルコポロリ!』で本人の口から語られた。まずは『ワイドナショー』生放送の前に行われた、大崎洋会長、岡本社長、松本との4者会談に触れ「松本さんの方から『会見をしないといけないで』って、大崎さんとか岡本さんに言っていた。それで今回(岡本社長が)会見を開いたというところですけど、そこがとんでもない会見でした」とポツリ。そこから『ワイドナショー』生放送での進行の舞台裏を語った。

 「生放送させていただいて、僕も吉本に対して思うこととか言わせていただいたり。台本も何もないから。3枚くらい(考えをまとめた紙を用意した)。ゲストもおらへんし、1時間15分の生放送でVTRが20分くらいしかなくて、これ(トーク)もつんかなと思って。吉本に関することをしゃべることも大事やけど、しゃべることなくなったら、オレの司会者としての力量が疑われるから(笑)」

 その上で、自身の涙について笑いを交えながら語った「始まったらいろいろしゃべりたいことも出てきて、どんどん感情も高まって泣いてしまったんですよ。それで恥ずかしいなと思ったら、ネットニュース見たら『東野幸治が泣いた』とか『全米が泣くより東野が泣くの方が』とかなっていて(笑)。その時は本当に…やっぱり、スリムクラブとか2700とか、あとの人たちのフォローをしてないと思うし、スリムクラブはまた別で暴力団のパーティーに行って、無期限謹慎状態やし。そこに対する…報道されることもイヤやけど、全くされないことの辛さもあるじゃないですか。(宮迫と亮は)タレントのパワーでもあるから、意見聞いてもらえるけど。ほかの人たちは会見も開けないってなったら泣いてしまったんですよ」。さらに、大崎会長とダウンタウンの深いつながりも語りながら「今回の会見で、余計(経営者側と芸人の)距離が開いたかな」と冷静に締めくくった。

 『マルコポロリ!』の放送翌日には、カラテカ矢部太郎の『大家さんと僕』シリーズ最新作『大家さんと僕 これから』(新潮社)刊行記念トークイベントに出席。冒頭から「大丈夫、友だち1万人とかいない?」と矢部の相方で、吉本興業から契約解除された入江慎也を思わせるフレーズをぶっこむと、矢部も「そっちじゃないですから」と苦笑い。東野は「びっくりしましたよね、みなさん」と観客に呼びかけると「(オファーを受けた時は)こんな風になっていると思わなかったので(笑)。今回のことと(本は)関係ないし、宣伝しようと頑張っているんですけど…」と複雑な胸の内を明かした。

 その後も“東野無双”状態は続き、自身も『週刊新潮』で、芸人たちの逸話をつづった「この素晴らしき世界」を連載していることを受けて「3ヶ月くらい前に全部書き終わったんですけど、吉本という大きな器があって、そこにいろんな芸人がおるという意味で、いいタイトルやなと思ったのをホンマに後悔した。これはタイトル変えなアカン。「入江くんのことも書いているんですよ。そこで褒めていたのに、こんなことなると誰が思いましたか(笑)。今、吉本としては(矢部の作品は)喉から手が出る物件。これをやって、何とかイメージを上げようと。(次回作は)『岡本さんと僕』。これ、絶対使ってください」といたずらっぽく笑った。

 報道陣が数多く押しかけていたことから、自ら先頭に立って騒動に触れながら、トークショーを聞きに来た観客も気遣い、作品にまつわるエピソードも“聞き手”として掘り出していった東野。矢部から「また『週刊新潮』で一緒に連載したいですね」とラブコールを送られると「先生、ずいぶん上からですね。こっちは書く芸人、書く芸人、謹慎ですよ」とボヤき。「これから、矢部さんの握手会ありますけど、質問何でも受け付けますから。吉本の会見は無制限でおなじみですから。目指せ、5時間半超え。返しは訳わからんことになりますけど」と芸人らしく最後までイジり倒した。

 その場の状況を極めて冷静に客観視しながらも、後輩芸人たちのやりきれない思いにも寄り添う。『マルコポロリ!』では、吉本における自身の立ち位置を「ナンバー5」と冗談まじりに語っていた東野だが、今回の騒動で改めて、芸人としての大きな“器量”を見せた。
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