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中村七之助『四谷怪談』26年ぶり関西で上演「責任重大」

 歌舞伎俳優の中村七之助中村壱太郎が29日、東京・陽雲寺で南座新開場記念の九月花形歌舞伎『東海道四谷怪談』の舞台安全成功祈願を行った。四谷怪談の関西での上演は26年ぶりとなり、七之助は「歌舞伎ではよく上演していると思われがちなんですが、関西では26年ぶりということで驚きました。責任重大だと思います」と集中して芝居に打ち込むと意気込んだ。

『東海道四谷怪談』上演に意気込みを語った(左から)中村壱太郎、中村七之助 (C)ORICON NewS inc.

『東海道四谷怪談』上演に意気込みを語った(左から)中村壱太郎、中村七之助 (C)ORICON NewS inc.

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 七之助は「こんなにすばらしい作品なので、なんで26年も関西で上演していなかったのがすごく疑問なんですよね」といい「見たことないお客さまがたくさんいらっしゃると思いますし、関西のプロの記者の方も見たことがないと言ってました。祖父と父がやってきた四谷怪談を26年ぶりに関西の方に見ていただくのに、面白くなかったと思わせてはダメですからね。そういうプレッシャーはありますね」と関西のファンに良い芝居を届ける決意を語った。

 同寺での祈願は5、6回目と話す七之助は「お芝居だけでなく、こういった成功祈願もずっと受け継がれているのですごいことだと思う」とし、壱太郎は「こんなに大々的に成功祈願をすることはあまりない。その重みと縁がつながっていることに感動しております。これを大事に集中して『9月の四谷怪談良かったね!』とずっと言ってもらえるようなお芝居がかかったらと思います」と話した。

 “怪談話”を信じるか聞かれた七之助は「あったほうが世の中、楽しいんじゃないですかね。ただ、つながりが先祖だったり、ここにお参りに来た名優の想いは信用しております」と笑って答えていた。

 同作は忠臣蔵の世界を背景に、時代に翻ろうされる市井の人々の暮らし、人間の業を描いた四世鶴屋南北の代表作。新開場した京都・南座初の“花形歌舞伎”となる本公演には、己の欲に生きる民谷伊右衛門に片岡愛之助、ヒロインで伊右衛門の妻・お岩を七之助、お岩の妹・お袖に恋し、執着心により罪を犯す直助権兵衛を市川中車が演じる。公演は9月2日から26日まで。

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  • 『東海道四谷怪談』上演に意気込みを語った(左から)中村壱太郎、中村七之助 (C)ORICON NewS inc.
  • 成功祈願を行う(左から)中村七之助、中村壱太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 九月花形歌舞伎『東海道四谷怪談』の舞台安全成功祈願を行った(左から)中村壱太郎、中村七之助 (C)ORICON NewS inc.

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