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漫画アプリ『comico』世界累計3000万DL突破 編集長は元小学館編集者、海外展開の利点生かす

 漫画アプリ『comico(コミコ)』が20日、世界累計ダウンロード(DL)数が3097万件を突破したことを発表した。サービス提供開始から5年7ヶ月での突破で、内訳は日本1700万、台湾560万、韓国360万、タイ380万、スペイン語圏7万、インドネシア90万件と約半数が海外からのDLとなっている。

世界累計ダウンロード数が3000万件を突破した漫画アプリ『comico』(C)NHN comico Corp.

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 2013年10月にサービスがスタートした同アプリは、当時から画期的だった縦スクロールで読み進められる形式&フルカラー表現など、スマートフォンに最適化した“縦読み漫画の先駆け”アプリとして話題に。14年8月に500万、15年5月に1000万、16年6月に2000万ダウンロードを突破するなど順調に成長し、現在は台湾、韓国、タイ、スペイン語圏、インドネシア、国内含めて6つの地域にサービスを提供するなど、多くの読者に漫画を届けている。(4月現在、490作品連載中)

 掲載作品は毎日更新され、『comico』のために執筆されているオリジナル作品が多く、『ReLIFE』『ネト充のススメ』『ミイラの飼い方』などの人気作品がテレビアニメ化となり、実写映画にもなった作品を生み出してきた。

 海外にサービスを提供していることもあり外国人漫画家が描いた作品も多く、編集長の武者正昭氏は「海外においては、日本の人気作品をローカライズして提供するだけでなく、現地においても新人作家を発掘するなどして、それぞれの地域の文化に合った作品・サービスの提供を行なってまいりました」と説明した。

 そして「今後もワールドワイドにサービスを展開する利点を生かし、各国の人気作品については国境を越える形で行き来させ、サービスの活性化を図ってまいります。今後の『comico』にもどうぞご期待ください」と飛躍を誓った。

 そんな武者氏は、『週刊少年サンデー』『ビッグコミック』などの編集を担当し、『うしおととら』の藤田和日郎氏、『海猿』の小森陽一氏・佐藤秀峰氏といったミリオンセラー作家を輩出してきた元小学館の編集者。18年5月に『comico』編集長に就任した際、ORICON NEWSの独占インタビューに対して「『デジタル』の波が現実問題として押し寄せてきていて、今の漫画業界は激しく動いている。電子書籍はほかにもありますが、漫画のアプリの広がり方はすごかった。変化して大きくなっていく業界にとても関心があったので転職を決意しました」と転職した理由を説明。

 そして「この5年間くらいでしょうか、電車だと漫画誌を読む姿より、スマホで漫画を読む姿を多く見かけるようになって。もう『デジタルの台頭』を意識しないわけにはいかないと痛感するようになった」とデジタル漫画の勢いを伝えている。

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