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気鋭の講談師・神田松之丞、来年2月に六代目神田伯山を襲名「名跡は現在の講談界とともにあるべき」

 講談師の神田松之丞(35)が、来年2月11日の真打昇進にともない、六代目神田伯山(はくざん)を襲名すると自身のホームページで発表した。

神田松之丞 (C)ORICON NewS inc.

神田松之丞 (C)ORICON NewS inc.

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 高校時代から落語に親しんでいた松之丞は、大学生になると講談に魅せられ、07年11月に24歳で三代目神田松鯉(しょうり)に入門。12年6月、29歳で二ツ目に昇進。キャリア11年にして持ちネタは140超え。真打昇進を前に独演会のチケットは即日完売する人気ぶりで、「今、一番チケットが取れない講談師」とも称されている。

 TBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』では、さまざまな人・モノに舌鋒鋭く切りかかり、そのほかのメディアにも幅広く出演。『第35回 浅草芸能大賞』の新人賞を受賞し、3月に行われた授賞式では東西合わせて落語家は約850人いるのに対し、講談師は約90人であることに触れ「そういう事情もあって賞に恵まれる機会も私のみならず、講談師は少ない。この度、すてきな浅草芸能大賞 新人賞を受賞させていただくことになって、これからも私だけでなく、講談界全体がさらに発展していければ、こんなにうれしいことはない。これからも講談界を見守っていただければ」と呼びかけていた。

 今回の襲名にあたって、松之丞はホームページで「まだ前座の頃、黒門町本牧亭に伝説的な名人のめくりがいくつも置いてありました。昔の隆盛を誇るかのように、そのめくりを見るだけでドキドキして、ずっと見ていられるような名前が。その中でも『伯山』を見たときの嬉しさといったら。まだ誰も来ていない定席の準備の時に、ずっとそれを見ていた事を思い出します。あれから12年経ち、師匠につけて頂いた松之丞という名前は、とても愛着があるものですが。やはりどうしても『伯山』を復活させたいという思いに至りました。名跡は過去のものではなく、今、現在の講談界とともにあるべきだと」との思いをつづっている。

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