昨年公開された『名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)』(第22弾)は、劇場版シリーズ最高の興行収入となる91.8億円を記録し、2018年邦画アニメ作品の興行収入No.1を獲得。「平成」に生まれ、国民的アニメとなって「令和」の新時代を迎える劇場版シリーズ第23弾となる『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』が4月12日より公開される。
最新作は、シンガポールを舞台に繰り広げられる、真実vs奇術vs蹴撃の雌雄を決する三位一体バトルミステリー。今回、スペシャルゲストとして本作に初参加した、俳優の山崎育三郎(33)と女優・タレントの河北麻友子(27)にインタビューを実施し、『紺青の拳』の魅力に迫った。
舞台はシリーズ初の海外。シンガポールで起きた事件に、主人公の江戸川コナン(CV:高山みなみ)、毛利蘭(CV:山崎和佳奈)、毛利小五郎(CV:小山力也)、怪盗キッド(CV:山口勝平)、京極真(CV:檜山修之)、鈴木園子(CV:松井菜桜子)が巻き込まれていく。
本作で、山崎が演じるのは、シンガポールの名探偵と呼ばれる、著名な犯罪行動心理学者で、今は実業家に転身し、経営コンサルタントとして活動しているレオン・ロー。とある計画のために、世界最大のブルーサファイアを狙っており、コナンやキッドと敵対することになる。
一方、河北が演じるのは、レオンの秘書レイチェル・チェオング。レオンと共にコナンたちの前に立ちはだかるが、レオンの企みの裏でひとり、小五郎に近づくなど、目的不明の謎の行動をとる。
■河北麻友子、「英語のせりふで良かった」 山崎育三郎の発音も絶賛
――今回2人が出演するパートの大部分は英語。シンガポール在住のキャラクターなので当然かもしれませんが、英語のせりふはいかがでしたか?
【山崎】僕は、高校2年生のときに1年間、アメリカ留学した経験があっただけです。英語でお芝居をするのも今回が初めてでした。オファーをいただいた時は、日本を代表する作品なので、本当にうれしかったんですが、英語のせりふがあると聞いて、これはかなりのチャレンジになるな、と思いました。観客の皆さんがどう思うか、まだ不安です。
【河北】そんな、大丈夫です。完成した映画を観てびっくりしました。すごいです。全然しゃべれないから、発音とかいろいろ教えてくださいっておっしゃっていたけど、教えること何もないです(笑)。
【山崎】いや、すごく頑張りました。ネイティブの方に発音をチェックしていただきながら、台本を見ないでせりふが言えるくらい、何回も練習して。なんとか間に合わせた、という感じです。
――しかも、レオンは劇場版のゲストキャラクターにしては出番というか、せりふが多い。
【山崎】そうなんですよ。僕も、完成した映画を観て、こんなに出てくるんだって、びっくりしました(笑)。アフレコの時は必死だったので、あまり意識していなかったので。
【河北】第一声が山崎さんです。これ、ネタバレですか?
――いや、大丈夫だと思います(笑)。
【山崎】僕の英語のせりふからはじまるので、初めて観た時は心の中で「うぉぉーっ」となりましたね(笑)。改めて重要な役どころを任せていただいて、光栄に思いました。
――河北さんは16歳までニューヨークにお住まいだったので、英語のせりふは問題なかったですよね。
【河北】日本語より、英語の方が得意なので、ホッとしました(笑)。
――声の演技は難しかったですか?
【河北】難しかったです。レイチェルは優秀な秘書ということで、普段はクールに、感情を表に出さない感じを意識して、毛利さんとのシーンでは、女を武器にした感じを出してほしいということだったので、一生懸命やったんですが、どうでしょう…。それと、振り向いたときに見てはいけないものを見てしまって、ハッとするシーンがあって、せりふはないんですが、無音だと何も伝わらないので、「思わず出る息みたいなものを出して」と、言われたんですが、とても苦戦しました。
【山崎】「っんぁ」みたいな?
【河北】そう! ていうか、山崎さん、それもうまいから、困るな〜。
【山崎】声優さんたちの技術ってすごいなと、改めて思いましたね。映像だったら、ちょっと目に力を入れて見るとか、眉を動かすだけでいろいろ伝わりますし、日常生活で意識して「っんぁ」みたいなことも言わないですしね。自分が想像していた以上に、レギュラーキャストの皆さんのエネルギーと豊かな表現力に圧倒されました。
■ミュージカル界のプリンス、新一・キッド・京極に「負けられない」
――シンガポールの街がまるごと描かれていたことも驚きでした。行かれたことはありますか?
【山崎】僕、ないんですよ。
【河北】2回あるんですけど、見たことがある景色がそのまま描かれていたので、驚きました。行った気分になれると思います。シンガポールの街並みだけでなく、現地の人たちは劇中でもちゃんと英語をしゃべっているところがいいな、と思いました。日本語と英語を使い分けているインターナショナルな感じが、この映画の大きさをより一層引き立ているのかもかもしれないです。
【山崎】詳しくは言えませんが、クライマックスはアニメの枠を超えた迫力があって、ハリウッド映画みたい。圧巻です。ストーリーも先が読めない、びっくりするような展開の連続で、アクションもたくさんありますし、幅広い世代に楽しんでもらえる作品だと思います。今回は人気キャラクターがたくさん出てくるんです。工藤新一、怪盗キッド、京極真、それぞれ見せ場がありますし、声も素敵なんです。アフレコしながら、「かっこいいな」と思っていました。僕もミュージカル界のプリンスとして、レオンにいい声を吹き込もうと(笑)。
【河北】いま、自分で「プリンス」って言いました!
【山崎】ほかの人気キャラクターに負けられない、と思って頑張りました。
【河北】レオン役、とてもハマっていたと思います。掴みどころがない、ミステリアスな感じが魅力的でした。山崎さんもそういう人なのかな? なんか、もうレオンにしか見えなくなってきました。
【山崎】僕は、レオン…じゃないです(笑)。でも、そういう風に言っていただけるのは理想ですよね。
最新作は、シンガポールを舞台に繰り広げられる、真実vs奇術vs蹴撃の雌雄を決する三位一体バトルミステリー。今回、スペシャルゲストとして本作に初参加した、俳優の山崎育三郎(33)と女優・タレントの河北麻友子(27)にインタビューを実施し、『紺青の拳』の魅力に迫った。
舞台はシリーズ初の海外。シンガポールで起きた事件に、主人公の江戸川コナン(CV:高山みなみ)、毛利蘭(CV:山崎和佳奈)、毛利小五郎(CV:小山力也)、怪盗キッド(CV:山口勝平)、京極真(CV:檜山修之)、鈴木園子(CV:松井菜桜子)が巻き込まれていく。
本作で、山崎が演じるのは、シンガポールの名探偵と呼ばれる、著名な犯罪行動心理学者で、今は実業家に転身し、経営コンサルタントとして活動しているレオン・ロー。とある計画のために、世界最大のブルーサファイアを狙っており、コナンやキッドと敵対することになる。
一方、河北が演じるのは、レオンの秘書レイチェル・チェオング。レオンと共にコナンたちの前に立ちはだかるが、レオンの企みの裏でひとり、小五郎に近づくなど、目的不明の謎の行動をとる。
■河北麻友子、「英語のせりふで良かった」 山崎育三郎の発音も絶賛
――今回2人が出演するパートの大部分は英語。シンガポール在住のキャラクターなので当然かもしれませんが、英語のせりふはいかがでしたか?
【山崎】僕は、高校2年生のときに1年間、アメリカ留学した経験があっただけです。英語でお芝居をするのも今回が初めてでした。オファーをいただいた時は、日本を代表する作品なので、本当にうれしかったんですが、英語のせりふがあると聞いて、これはかなりのチャレンジになるな、と思いました。観客の皆さんがどう思うか、まだ不安です。
【河北】そんな、大丈夫です。完成した映画を観てびっくりしました。すごいです。全然しゃべれないから、発音とかいろいろ教えてくださいっておっしゃっていたけど、教えること何もないです(笑)。
【山崎】いや、すごく頑張りました。ネイティブの方に発音をチェックしていただきながら、台本を見ないでせりふが言えるくらい、何回も練習して。なんとか間に合わせた、という感じです。
――しかも、レオンは劇場版のゲストキャラクターにしては出番というか、せりふが多い。
【山崎】そうなんですよ。僕も、完成した映画を観て、こんなに出てくるんだって、びっくりしました(笑)。アフレコの時は必死だったので、あまり意識していなかったので。
【河北】第一声が山崎さんです。これ、ネタバレですか?
――いや、大丈夫だと思います(笑)。
【山崎】僕の英語のせりふからはじまるので、初めて観た時は心の中で「うぉぉーっ」となりましたね(笑)。改めて重要な役どころを任せていただいて、光栄に思いました。
――河北さんは16歳までニューヨークにお住まいだったので、英語のせりふは問題なかったですよね。
【河北】日本語より、英語の方が得意なので、ホッとしました(笑)。
――声の演技は難しかったですか?
【河北】難しかったです。レイチェルは優秀な秘書ということで、普段はクールに、感情を表に出さない感じを意識して、毛利さんとのシーンでは、女を武器にした感じを出してほしいということだったので、一生懸命やったんですが、どうでしょう…。それと、振り向いたときに見てはいけないものを見てしまって、ハッとするシーンがあって、せりふはないんですが、無音だと何も伝わらないので、「思わず出る息みたいなものを出して」と、言われたんですが、とても苦戦しました。
【山崎】「っんぁ」みたいな?
【河北】そう! ていうか、山崎さん、それもうまいから、困るな〜。
【山崎】声優さんたちの技術ってすごいなと、改めて思いましたね。映像だったら、ちょっと目に力を入れて見るとか、眉を動かすだけでいろいろ伝わりますし、日常生活で意識して「っんぁ」みたいなことも言わないですしね。自分が想像していた以上に、レギュラーキャストの皆さんのエネルギーと豊かな表現力に圧倒されました。
■ミュージカル界のプリンス、新一・キッド・京極に「負けられない」
――シンガポールの街がまるごと描かれていたことも驚きでした。行かれたことはありますか?
【山崎】僕、ないんですよ。
【河北】2回あるんですけど、見たことがある景色がそのまま描かれていたので、驚きました。行った気分になれると思います。シンガポールの街並みだけでなく、現地の人たちは劇中でもちゃんと英語をしゃべっているところがいいな、と思いました。日本語と英語を使い分けているインターナショナルな感じが、この映画の大きさをより一層引き立ているのかもかもしれないです。
【山崎】詳しくは言えませんが、クライマックスはアニメの枠を超えた迫力があって、ハリウッド映画みたい。圧巻です。ストーリーも先が読めない、びっくりするような展開の連続で、アクションもたくさんありますし、幅広い世代に楽しんでもらえる作品だと思います。今回は人気キャラクターがたくさん出てくるんです。工藤新一、怪盗キッド、京極真、それぞれ見せ場がありますし、声も素敵なんです。アフレコしながら、「かっこいいな」と思っていました。僕もミュージカル界のプリンスとして、レオンにいい声を吹き込もうと(笑)。
【河北】いま、自分で「プリンス」って言いました!
【山崎】ほかの人気キャラクターに負けられない、と思って頑張りました。
【河北】レオン役、とてもハマっていたと思います。掴みどころがない、ミステリアスな感じが魅力的でした。山崎さんもそういう人なのかな? なんか、もうレオンにしか見えなくなってきました。
【山崎】僕は、レオン…じゃないです(笑)。でも、そういう風に言っていただけるのは理想ですよね。
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2019/04/12