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吉本興業、マレーシアiflix社へ出資し合弁会社設立 日本コメディをアジアのミレニアル世代へ

 吉本興業は4月8日、マレーシアの動画配信プラットフォームを運営するiflix社へ出資を行い、両社による合弁会社を設立することを発表した。よしもとグループなどが制作する日本の動画コンテンツをアジア市場に向けて提供していくほか、吉本興業はiflix(アイフリックス)のコンテンツ配信視聴データをもとに、今後のアジア戦略におけるデータ分析に活用していくことを狙う。

 iflix社は、マレーシア発の動画ネット配信事業者として2015年に創業。現在、月額課金制と無料広告モデルの動画配信サービスをアジア、中東、アフリカの30ヶ国に展開し、アクティブ会員は1000万人以上(19年4月現在)。株主には英・Sky、米・CAAなど大手メディア企業が名を連ね、東南アジアを代表する動画配信サービスとして急成長を遂げている。

 今回の提携により、両社が50%ずつ出資する合弁会社を5月ごろまでにシンガポールに設立予定。日本のコンテンツを調達し、iflixからアジア、中東、アフリカへへ提供する総合窓口としての機能を果たすほか、同市場向けのオリジナルコンテンツを共同制作する際のプラットフォームとなる。同社からiflixに提供するコンテンツは、日本の人気動画コンテンツ(アニメ、ドラマ、映画、バラエティなど)を中心に、アジア各国向けにローカライズしていく予定。将来的には、テレビ番組や映画などを含めたオールジャパンのオリジナルコンテンツを制作し、アジア向けに発信していく。

 吉本興業の海外戦略本部本部長・清水英明氏は、1年前から提携の話を進めてきたことを明かし、「iflixはアジアの若い世代をターゲットに急拡大している、若くエネルギッシュな会社。アジアマーケットにおける知見に魅力を感じました」と出資の経緯についてコメント。iflixのCEO、マーク・ブリット氏は「吉本興業と協力して、新しいコンテンツ制作していくことにわくわくしています。日本のコメディなど魅力的なコンテンツで、ミレニアル世代へ新しい驚きを届けたい」と意気込む。

 吉本興業ではこれまでに、沖縄を日本とアジアのコンテンツが集まるハブとする『沖縄アジアエンタテインメントプラットフォーム』構想や、中国を代表する投資&事業運営グループのチャイナ・メディア・キャピタル(CMC/華人文化グループ)とエンタテインメント専門学校を中国・上海に来年3月に開校することを発表してきている。

 また、吉本興業の芸人がアジア各国に移住して活動する「住みますアジア芸人」プロジェクトでは、すでに台湾、タイ、インドネシア、マレーシアへ、ベトナム、フィリピン、ミャンマーで14組21人ほどがジャパンコンテンツを現地の人々に発信し、人気を得ている。

 今回の出資は、吉本コンテンツのアジア進出戦略の一環となる。コンテンツの輸出だけでなく、その制作から、タレント派遣、人材育成、インフラ整備とエンタテインメントシーンへの多方面からの進出をより加速させていることがうかがえる。

提供元:CONFIDENCE

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