東京・六本木にあるテレビ朝日で4月1日、2019年第62期入社式が執り行われ、サプライズゲストとして同局の番組出演者が5人登壇し、28人（男性22人、女性6人）の新入社員を激励した。登壇したのは、土曜ナイトドラマ『東京独身男子』（4月13日スタート）に出演する俳優の高橋一生、斎藤工、滝藤賢一、そして同日スタートの新番組『テレビ千鳥』に出演するお笑いコンビ・千鳥のノブと大悟。

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　同局では2003年から11年を除いて毎年、同局の番組ゆかりのタレントが入社式に華を添えてきた。今年は、高橋、斎藤、滝藤が一人ひとり呼び込まれるたびに、「おおぉ〜」と驚きの声があがった。「超豪華なゲストがさらにいらっしゃっています」（清水俊輔アナウンサー）、「本当にぜいたくです」（久冨慶子アナウンサー）と、壇上に招かれたのは、千鳥。

　ノブは「順番が逆。何もぜいたくじゃない。ルミネに来たらいつでも会える」と恐縮しながら、直前まで新入社員一人ひとりが発表していた“決意表明”を聞いていた感想を語り、「いい表明がありましたよ。『食いしばる』とか、ね。食いしばること多いと思いますけど。あと、君ちょっと毛量が多い。入社式にはすいてこないと」と、新入社員をいじって盛り上げた。

　一方、大悟は「僕、こういう入社式とか、就職もしたことないですし。皆さんのキラキラした目を見たら気持ちが伝わってきて、僕も緊張してきて、大悟ちゃんカチン」とギャグをかますと、一瞬その場が“カチン”と凍りついた。

　ノブが「会長（テレビ朝日の早河洋代表取締役会長兼CEO）が笑ってない。『テレビ千鳥』を推薦してくれた会長が…」とたしなめると、大悟は「会長を見てまた緊張が…。大悟ちゃんカチン」と同じギャグを繰り返す強心臓ぶりで、「ようはこれくらい思い切ってください」と身をもって伝えた。

　気を取り直して、登壇者が一人ずつ新入社員に激励のメッセージを送った。

　高橋は「アドバイスできることもないんですが、皆さん決意表明から思いが伝わってきたのでその思いを持ち続けることなんじゃないか、初志貫徹といいますか。皆さんの人生が充実することを願っています」。

　斎藤は「CMで千鳥さんと仕事探しやバイト探しをしているんですが、皆さんは天職にこれからさらに出合われると思います。間もなく新元号が発表される、このタイミングで皆さまと一緒に過ごせることも僕にとって一生の思い出になりますし、とっても思い出深いです。いまドラマの撮影をしているんですが、各役割の方たちが職業をまっとうしている中で一丸となる瞬間があって、それが大好きで、皆さんともそんな瞬間を近い将来共有できたらと思います。入社おめでとうございます」。

　滝藤は「きょうの入社式は特別な日。心に刻んでいただいて。僕にもそういう頃がありましたが、こんなおっさんになりました。あっという間だと思うので、一瞬一瞬を楽しんで頑張ってください。『東京独身男子』観てください」。

　ノブは「思い切って何事もチャレンジするって大事。1回くらいの失敗で人生は終わらないので、僕も他局ですが、生放送番組に7時間遅刻して、偉い人に死ぬほど怒られましたがこうしてやれてますので、失敗を恐れずチャレンジしてください」。

　最後に大悟が「きのうからなんていうことばをかけたらいいのか、考えたんですけど、僕にかけられることばもないので、テレビ朝日さんといえば『ドラえもん』。ドラえもんのことばでこういう言葉があるんです。『のび太くん、またジャイアンにやられたの？』。ありがとうございました」と語り、新入社員はキョトン。ノブは「何を思えいいの？」と突っ込み、会場は笑いと拍手に包まれていた。