女優の中条あやみが、MCを務める日本テレビ系バラエティー・紀行番組『another sky-アナザースカイ』（毎週金曜　後11：00〜）を29日放送で卒業することがわかった。2016年10月、番組史上最年少として同番組5代目MCに就任した中条は、自身にとっての初レギュラー番組がMCという大役となったが、約2年半で計121人分のアナザースカイを体験。今田耕司と組むこれまでの歴代MC陣としては最長期間となり、同じ関西出身の掛け合いも見どころとなっていた。

　中条がMCとして出演する最後となる29日放送分では、今田とともに韓国を訪問。同番組で海外へ行くのは、MC就任前ゲストとして出演した2016年8月15日放送のイギリス以来となる。今田と中条それぞれひとりずつ韓国に入った後に合流し、現地を堪能する。

　中条は、今回の卒業を受けて「来週もスタジオに行ってしまうんじゃないかなってくらい実感がなく…（笑）、私にとって『アナザースカイ』は、それぐらい日常になっていた番組でしたし、2年半、多くの方々のお話を聞くことができたのはとても貴重な経験となりました。今田さんはじめ、スタッフさんも皆さんが優しくて、こんなに温かい現場って滅多にないんじゃないかなと思うので、すごくさみしい気持ちもありますが、今後はいち視聴者として楽しみにしています」とコメント。

　これまでの放送については「俳優さん、モデルさんも勿論、普段見ることができない表情を見れるのはすごく貴重な体験でしたが、スポーツ選手や、編集者の方など、普段お会いする機会のない方々とお話できるのはとても刺激的でした。中でも、伊達公子さんの回は記憶に残っています。一度現役を引退したにも関わらず、復帰し、挑戦し、そして多くの人に愛されて…そこまで至るのには並大抵の努力じゃ不可能だと思うので…。私も伊達さんみたいに強い女性になりたいと感じました」と力説した。

　番組を通して、多くのことを学んだといい「もともと人と話すのが得意ではなかったので、当初はすごく不安だったのですが、今田さんに『僕がフォローするから大丈夫』と言っていただいて、そこからは気負いせずに楽しくMCを務めさせていただきました。今田さんは本当にやさしくて、お父さんみたいに感じていて（笑）。回を重ねるごとに笑うタイミングやリアクションのタイミングがシンクロしていくようになって、そういったファミリー感を感じることができたのも、すごく大切な思い出です」と振り返った。

　今後の目標については「『アナザースカイ』で学んだ多くの事を糧にして、今後ともモデル、女優業に励みたいと思いますし、何よりお世話になったスタッフの方々に、『中条あやみと仕事していたんだよ』と自慢してもらえるような誇らしい大人になれたらいいなと思っています。いつかまたゲストとして出演させていただきたいですし、これまで『アナザースカイ』を見てくださった方々に成長した姿を見せられるよう、これからも頑張っていきますので、これからも『アナザースカイ』と合わせて応援をお願いいたします」と意気込んでいた。