2月27日・28日にベトナム・ハノイで行われた、ドナルド・トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談。“合意なし”という予想外の結末は、世界中に衝撃を与えた。テレビ朝日では、2日の『池上彰のニュース そうだったのか!!』(後6:58〜8:54)を急きょ生放送に切り替え、ジャーナリストの池上彰氏が米朝関係の基本情報から今回の会談、さらに今後の交渉、日本への影響について解説する。 友好ムードの演出で始まった今回の米朝会談。初日は通訳だけを交えた1対1の会談を30分ほど行い、その後は1時間半ほどの夕食会で両首脳は笑顔を見せていた。2日目は核問題に関する本格的な議論が行われ、北朝鮮が完全な制裁解除を求め、米国側はニョンビョンの核施設以外の廃棄を求めたが、折り合わず、合意文書への署名も行われなかった。