大ヒット映画『カメラを止めるな！』のスピンオフドラマ『カメラを止めるな！スピンオフ「ハリウッド大作戦！」』の先行上映会が28日、都内で行われ、上田慎一郎監督、真魚、濱津隆之、どんぐりらキャスト陣が出席した。

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　きのう27日、かねてより取り沙汰されていた“盗作疑惑”騒動も終結を迎えた。着想を得た舞台『GHOST IN THE BOX!』の代表著作権者・和田亮一氏や関係者から「原作者の著作権を侵害している」として物言いを受けていたが、映画クレジットについて合意に達したと発表。今後の『カメ止め』関連プロジェクトについては、互いに協力して展開していくとした。

　イベント後の取材に応じた上田監督は、心境を問われ「よかったなと思っております」と安堵。「『それ以上は言うな』と言われております」と多くは語らなかったが、その表情は明るかった。

　昨年、製作費300万円と超低予算のインディーズ映画ながら興行収入30億円を突破、累計250館以上と異例のヒットを記録。スピンオフドラマは、“あの日から半年後”が舞台。おなじみのキャストが再集結し、上田監督が製作総指揮・脚本を務め、中泉裕矢監督がメガホンを取る。3月2日午後10時より「AbemaSPECIAL2」にて配信。

　「企画を立ち上げて完成するまで約50日」と過密スケジュールぶりを明かした上田監督は「サイバーエージェントさんのムチャブリになんとか応えて、この日を迎えました」。映画版の助監督を務めた中泉氏へメガホンを譲ったが「僕だけでは出せない色や味も混じって、元々の魅力もある。『カメラを止めるな！』を好きな人も、そうじゃない人も楽しめるような、味わいの違う作品になってる」と自信を持ってアピール。

　また、続編を期待する声が上がると「これから違うスピンオフや、続編ということがあったらいいな」と含みを持たしつつ「具体的にあるわけではありません」とした。

　上映会には、映画コメンテーター・有村昆も登壇。同作を鑑賞し「面白かったです！。『男はつらいよ』のような、あのメンバーが再集結したような雰囲気を感じた。ホームに帰ってきたような映画でした」と絶賛していた。