男子フィギュアスケートの高橋大輔選手（32）が25日、都内で行われたアイスショー『氷艶hyoen2019−月光りの如く−』記者発表会に出席。現役復帰を果たした今シーズンを振り返り、「想像したよりも成長できたと感じています。最初は現役復帰することは悩んだというか本当に正解だったのかという気持ちはあったんですけど、やっぱり現役復帰してよかったなと思います」と自信をのぞかせた。

　「氷艶」は、スポーツと日本文化の融合をテーマに生まれたアイスショーシリーズ。日本古典文学の名作「源氏物語」をモチーフに、演出に宮本亜門氏、主演を高橋が務めるほか、荒川静香、柚希礼音、福士誠治らフィギュアスケーターと俳優がリンク上で共演する。

　主人公「光源氏」に高橋を選んだ理由について宮本氏が「影と切なさ。近寄りたいけど、人が近づけない何かが光源氏にぴったりだと思っている。高橋さんの光源氏が見たいと思った」と明かすと高橋は、「見た目的に光源氏っぽいのかなという疑問があって。顔が濃いので、キレイ系の人が演じたほうが良いのかなとは思うんですけど、そこは演技でカバーします」と笑わせた。

　今後の目標を聞かれた高橋は「（選手としては）昨年現役復帰を決めてから、滑れなくなるまで一生現役だと思っている。そのとき出られる試合には出ていきたい」と語り、「今はショーに向けて全力を尽くしたい。普段なかなか出会えない方と一緒にやらせていただくので、色々盗んでやろうという気持ちですごく楽しみ」と意気込んだ。

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