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3億キロ彼方から“宇宙データ中継”「はやぶさ2」初着陸をほぼリアルタイムで配信

 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH-II Aロケットが2014年12月3日に打ち上げられてから4年が経ち、目指していた未踏の小惑星リュウグウへの最初の着陸が、22日朝に行われる。これに合わせ、NHKではホームページで“宇宙データ中継”として着陸時の映像をほぼリアルタイムで配信する。

「SHVはやぶさ2可視化システム」で映像化された「はやぶさ2」(数字は小惑星リュウグウまでの距離を表示)

「SHVはやぶさ2可視化システム」で映像化された「はやぶさ2」(数字は小惑星リュウグウまでの距離を表示)

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 「はやぶさ2」は、着陸前日の21日朝に小惑星リュウグウに向けて降下を始める予定。ホームページでは、21日夕方、着陸のおよそ半日前から“宇宙データ中継”を始め、着陸するまでの間、「はやぶさ2」の状態や小惑星との距離が刻々と変化する様子を映像で伝える。

 これは、およそ3億キロ離れた宇宙の彼方の「はやぶさ2」から送られてくる数値を基に、JAXAとNHKが共同開発した「SHVはやぶさ2可視化システム」を用いて、直ちに映像化。ライブストリーミングが可能となった。宇宙空間での「はやぶさ2」の動きを、あたかも目の前で起きる出来事のように体感できる世界に類を見ない新しい試みとなる。

 この可視化システムを利用した映像は、ホームページ以外にもNHKのニュースアプリ、番組などで使われるほか、JAXAでも管制や広報で使用される。

 NHKでは、「はやぶさ2」の宇宙での大冒険を特集した『NHKスペシャル スペース・スペクタクル プロローグ はやぶさ2 新たなる挑戦(仮)』を3月17日(後9:00〜9:49 総合)に放送。

 2003年5月打ち上げられ、7年後の10年6月に小惑星「イトカワ」から帰還した「はやぶさ」。今回の「はやぶさ2」の「リュウグウ」への初着陸への道のりも困難を極めたものだった。目指す星に到着してみると、10メートル超の巨石が表面を覆いつくしていた。それでもわずかな平地を見出して、降下リハーサルに挑んだ。

 しかし、高度計が降下途中で働かなくなり、「はやぶさ2」は緊急離脱。責任者の津田プロジェクト・マネージャーは「リュウグウが牙をむいてきた」と語り、着陸ミッションは延期を余儀なくされた。そして、新たな作戦を立て、初着陸に挑むのだ。「はやぶさ2」の挑戦は成功するのか? そして、この宇宙大冒険の先には何が待っているのか?

■配信ページ
NEWS WEB特設ページ
https://www3.nhk.or.jp/news/special/hayabusa2/
NHKスペシャル特設ページ
https://www.nhk.or.jp/special/space
■配信予定時間
2月21日 後5:00〜22日正午頃
※予定は変更される可能性がある

関連写真

  • 「SHVはやぶさ2可視化システム」で映像化された「はやぶさ2」(数字は小惑星リュウグウまでの距離を表示)
  • 「SHVはやぶさ2可視化システム」の図解(C)NHK
  • 目指す小惑星リュウグウ。直径は900メートルでひし形をした不思議な星(C)JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
  • はやぶさ2の着陸(イメージ)(C)NHK
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