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ADDICTION・K.B、進退かかるアルバムに込めた気持ち 急逝した実弟アバンティーズ・エイジさんへの思い語る

 ダンス&ボーカルグループADDICTIONのアルバム『Party in the SKY』が4月9日に発売される。今後の進退のかかった1枚でボーカルのK.Bは「空のような存在に僕たちの音楽がなったらいいな」と思いを語った。

アルバム『Party in the SKY』を発売するADDICTION(JOSHUA、TAKT、K.B、MYUJI、ASCH) (C)ORICON NewS inc.

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■インドネシアでは人気を獲得 街で声を掛けられ「海外の方が反応いい」

 2014年に結成したADDICTIONはK.B、MYUJI、ASCH、TAKT、JOSHUAの5人からなるダンス&ボーカルグループ。現在、5人体制になって初のアルバム『Party in the SKY』について、K.Bは「まずは5人になって初めて音源をリリースできることが純粋にうれしい。やっぱり、これからも5人でもっともっと大きくなっていきたい」と力を込めた。

 同アルバムには、ADDICTIONの未来がかかった重要な1枚であることも告知されている。目標の枚数は5000枚。「今までの僕たちからしたら、かなり大きな目標」とし「正直、不安もあります」と吐露する。ただ「ファンの人たちも、すごく協力してくださっている。新しいファンの方もたくさんついてきて、みなさんと一緒に一体となって目標に突き進んでいきたい」と前だけを見つめた。

 日本では知名度は高いとは言えないが、海外では違うという。特にインドネシアではすでに人気があり、朝の人気生放送番組『Inbox』にもゲスト出演した。「自分たちのSNSだけ知っていて、コンビニの店員さんから『ADDICTION?』と声をかけられたりします。正直、日本より海外の方が反応がいいというか…」とギャップに苦笑いしつつも「インドネシア、台湾、香港に行かせていただいていて、特にインドネシアが反応いいです。今まで4回行っていて、何十万人の方がいらっしゃる『ennichisai』というジャパンフェスに毎年参加させていただいています。1年もインドネシアに行かなかったのに、SNSを通じて応援してくださっている。とても、うれしいですね」とにっこり。また「国境に関係なく、つながれるのは音楽の醍醐味でもありますね」と音楽の普遍性も感じた。

 昨年に3人が加入し、5人体制となった。「本当にみんな個性にあふれています。今回のアルバムも僕、ASCH、TAKT、JOSHUAというボーカルライン、MYUJIのラップも、それぞれ個性的な声。その特徴が1つの音楽に集約されている。あとは今、ダンスをそろえることに特化しよう、と。ちょっとした手の角度とかも練習しています」と手応えを感じつつ、さらなる成長に意欲的だった。ADDICTIONの魅力は「J-POPとK-POPをミックスしたような音楽」と話す。そして「MYUJIはラップのために英語の発音を勉強しています。ASCHとTAKTはJ-POPが好き。特にTAKTは歌謡曲が好きだったりします。そういうところも僕たちの魅力だったりしますね」とアピールした。

■K.Bの弟はアバンティーズ・エイジさん 家族だからこそ知る優しい一面明かす

 K.Bは野球でプロを本気で目指していた。しかし、度重なるケガで野球の道を諦めざるを得なくなる。目標を失ったときに音楽と出合い、新たなる夢に決めた。「ジュンスさんの曲を聴いたときに、何も考えなくても涙が出た。パワーをもらって、音楽に寄り添ってもらった。そこから音楽って本当にすごいんだな、と知った。人の心や人生、考え方まで左右されるんだな、と」。歌うことは得意ではなかったが「やってみたかった」とカラオケなどで特訓。大学進学以降、本格的にアーティストとして活動をスタートさせた。

 また、K.Bの弟は1月1日に休暇旅行先のサイパンで高波にさらわれ亡くなった人気YouTuber・アバンティーズのエイジさん(享年22)。訃報を寝耳に水だった。「肉親で誰かを亡くすのは初めてで、お葬式も行ったことなかった。亡くなるとは、どういうことか分かってはいるんですけど、何も実感がわかなかったです」と振り返る。そして「YouTuberなので、ドッキリであってほしいと思ったんですけど、(アバンティーズの)メンバーから聞いて『ホントなんだなぁ』と」と目に涙を浮かべながら話していた。

 互いに多忙を極め、昨秋に実家で家族全員が集まったのが最後の対面になったという。「お互いに忙しくて。『年末ぐらいに会おう』と話していたんですけど」と果たせなかった約束もある。「家族にも頻繁に連絡するようなタイプじゃなかった。親が連絡しても、なかなか返ってこなかったり」というが「素直に『応援してるよ』と言われたことはないんですけど、自分たちのラジオ番組の生放送に、時間を間違えて終わった後に来たりしてたみたいです。ライブとかコンサートにも『行きたいからゲストに名前を入れといて』と言われたり。なかなか忙しくて来れることはなかったんですけど…」とエイジさんの優しい一面を明かした。

 インドネシアでのライブも把握したり、JOSHUAが加入した際には「イケメンが入ってよかったね」と連絡が来たそう。「気にはしてくれていたみたい。うれしかったですね。SNSでもリツイートしてくれたり…」と思い出は尽きない。盲腸で手術したK.Bの退院祝いの食事会も駆けつけた。「世の中ではサバサバしたキャラに見られていたんですけど、人情があるタイプでした。自分のためよりも、誰かのために頑固に生きていた。最近、会った弟の知人も同じことを言っていました」。

 エイジさんの訃報を受けて家族でサイパンに飛んだ。「サイパンでは大学を卒業してから1番と言っていいぐらい家族といろんなことを話すことができた。そういう機会を設けてくれたのかな、と。改めて、いろんなことを教えてくれたり、背中を押してくれた。今は頑張ろうという気持ちです」と悲しみを乗り越えて前を見る。志半ばで旅だったエイジさん。K.Bは「エイジはやりたかったことがたくさんあったけど、できなかった。自分は今こうやって活動できている。その分もという言い方は変かもしれませんが、自分も頑張りたい」と心の誓いを建てた。

 新アルバムは『Party in the SKY』。K.Bは「空は誰にとっても一緒。うれしいときも、悲しいときも寄り添ってくれる。空のような存在に僕たちの音楽がなったらいいな」とタイトルの意味を語る。届けたい思いが溢れる1枚となっている。

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  • アルバム『Party in the SKY』を発売するADDICTION(JOSHUA、TAKT、K.B、MYUJI、ASCH) (C)ORICON NewS inc.
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