12人組グローバルガールズグループ「IZ*ONE」（アイズワン）が20日、都内のTOKYO DOME CITY HALLで日本では初の単独イベントを開催した。2月6日に2度目の日本デビューを控える宮脇咲良、矢吹奈子（ともにHKT48活動休止中）は、昨年12月に同じ会場で卒業発表をした指原莉乃への思いを語った。

【写真】その他の写真を見る

　宮脇と矢吹、本田仁美（AKB48）の3人は昨年9月、IZ*ONEの活動に専念するため、2021年4月までの2年半、48グループの活動を休止することを発表。同10月29日にミニアルバム『COLOR*IZ』で韓国デビューを飾った。HKT48は同12月15日にTOKYO DOME CITY HALLで宮脇と矢吹の“壮行会”コンサートを開催。2人が決意表明したあと、指原は宮脇と矢吹を含めた全メンバーがそろったステージで卒業を発表した。

　宮脇は「このステージだったので…」と大泣きしていた1ヶ月前を振り返ってしんみりしながらも、「寂しさはあるんですけど、さっしーはHKTのために人生をかけて頑張ってくれたので、その分これからは私たちがアイドル界を盛り上げていきたいなと思います」と頼もしく宣言。「IZ*ONEでいつか東京ドームに立てるように、みんなで練習も頑張って努力したい」と奮起した。

　矢吹はもともと指原のファンで、HKT48へ移籍した指原を追ってオーディションを受け、東京から福岡に引っ越してまでHKTに入った経緯があり、「ずっとあこがれだったので、アイドル卒業というのは寂しい」とポツリ。それでも「前向きな卒業だと思うので、さしこちゃんを応援しながら私たちも全力で頑張っていけたら」と語った。

　グループは離れたとはいえ、2人が指原を慕う気持ちは変わらず、宮脇は「さっしーから韓国でカップ麺を買ってくるようにツイッターで言われたので、ちゃんと持ってきました」とニッコリ。指原は前日まで同所行われていたAKB48グループの『リクエストアワー』に出演していたが会えなかったといい、「いつかどこかで渡したいなと思います」と話していた。

　IZ*ONEは韓国の音楽専門チャンネルMnetのオーディション番組『PRODUCE101』と、日本のAKB48グループがコラボレーションした『PRODUCE48』（昨年6〜8月放送）で展開された視聴者投票上位12人で結成。昨年10月の韓国デビューに続き、来月6日に秋元康氏プロデュースのシングル「好きと言わせたい」で日本デビューする。この日のイベントでは表題曲をライブ初披露、ミュージックビデオも会場で初公開された。