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【仮面ライダーカブト】仮面ライダーシリーズ生誕35周年 甲子園ではハンカチ王子が大活躍

 「平成」の元号では最終作となる『仮面ライダージオウ』まで、平成仮面ライダーシリーズとともに時代を振り返る。第7作は、平成18年=2006年1月29日から全49回放送(〜07年1月21日)された『仮面ライダーカブト』。主役ライダーのカブトは子どもたちに人気のカブトムシがモチーフ。カブトに変身する主人公の天道総司は、俳優の水嶋ヒロが演じ、子どもたちの母親たちからの人気を集めた。和テイスト満点だった前作から、巨大隕石が現代の東京・渋谷を直撃するという、振り幅の大きさも「平成仮面ライダー」シリーズの特徴だ。

平成18年=2006年1 月29 日から全49回放送された『仮面ライダーカブト』「俺が正義!」 「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

平成18年=2006年1 月29 日から全49回放送された『仮面ライダーカブト』「俺が正義!」 「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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 隕石落下災害から7年後、人類は人間に擬態する地球外生命体「ワーム」の脅威にさらされていた。秘密組織 ZECTはワームに対抗すべく、クロックアップ=超高速戦闘を可能とする「マスクドライダーシステム」を開発。しかし、システムは組織の思惑とは関係なく、運命の男・天道総司を仮面ライダーに選ぶ。天道は仮面ライダーカブトとして、自身の思うままに戦い始める…。

 カブトをはじめ、クワガタムシ、スズメバチ、トンボ、サソリ、バッタといった王道の昆虫ライダーが登場。各ライダーたちがパワーと防衛力を重視したマスクドフォームから、スピードと必殺技の威力に長けたライダーフォームへとチェンジする二段変身や、スローモーションや静止画像を多用したクロックアップ演出などの挑戦も見られた。

 平成18年には、2月にイタリアで開催されたトリノオリンピックでフィギュアスケート女子シングルの荒川静香が金メダルを獲得。代名詞「イナバウアー」のものまねが大流行し、新語・流行語年間大賞にも選ばれた。現在につながるフィギュア人気に火がついた。3月には第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が世界一に輝く。

 4月にはテレビ朝日で地井武男による『ちい散歩』がスタート。散歩ブームの火付け役となった。「メタボリックシンドローム」ということばも浸透。6月にはクリスピー・クリーム・ドーナツの日本1号店が東京・新宿サザンテラスにオープン(6月)し、できたてドーナツを求める人々の行列が話題になった。

 8月には兵庫・甲子園で行われた高校野球選手権大会で初優勝した早稲田実業の斎藤佑樹投手が「ハンカチ王子」と人気に。駒大苫小牧との決勝は、37年ぶりの引き分け再試合となり、駒大苫小牧の田中将大投手との投げ合いが注目を集めた。9月には秋篠宮家に長男・悠仁さまが誕生した。

 12月には、動画共有サイト「ニコニコ動画」がサービスを開始した。このサイト独自のコメント機能が熱狂的な支持を受け、その後「ゲーム実況動画」や初音ミクに代表されるボーカロイドに歌を歌わせる「ボーカロイド動画」、「MAD動画」など、さまざまな動画文化を生み出していく。平成30年(2018年)に大ブレイクした米津玄師も、ニコニコ動画にオリジナル曲を投稿し、「ボカロP」として頭角を現した一人。米国で「Twitter(ツイッター)」のサービスが始まったのもこの年だった。

■平成仮面ライダー20作品記念公式サイト
https://www.kamen-rider-official.com/

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