先月9日に亡くなった、芸能事務所・浅井企画の代表取締役の浅井良二（本名：二瓶満／享年83）さんのお別れの会が26日、都内ホテルで営まれ、所属タレントのキャイ〜ンがコンビそろって取材に応じた。

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　湿っぽい雰囲気を吹き飛ばすような“ハイテンション”で姿を見せたウド鈴木。相方・天野ひろゆきが「お酒が大好きな社長なので、みんなでワイワイ楽しくやるのが一番。ウドちゃんが異常に飲みすぎちゃって、先程のあいさつも泥酔状態。でも社長も喜んでくれているともいます」と話すと、顔を真っ赤にしながら「社長ー！」と天国へ向けて絶叫した。

　デビュー時から手厚いサポートを受け「僕の結婚も喜んでくれて、自分の息子のように可愛がってくれた」と天野。せっかちだったという浅井さんのエピソードを笑い話として披露し「皆さんから愛される人でした」と目を細めた。

　芸能活動から「銀座の遊び方」まで教わった大恩人。天野は、天国の浅井さんに向けて「自分の孫のように可愛がってくれた。恩返しらしい恩返しはできなかったけど、家族も見せられることもできた。本当に感謝しかありません。これからも社長が見守ってくれていると思うので頑張っていきます」と力強く誓った。

　一方で、完全に“出来上がった”ウドは「社長ー！　社長ー！　世の中に何人『社長』という人がいるのでしょうか。それでも僕の中で（浅井）社長が一番の社長です！」と再び声を張り、すかさず天野が「そりゃそうだろ！　ほかの社長を言ったら怒られるよ！」とツッコミを入れて笑わせる。

　立て続けに「これからも天野くんと一緒に頑張っていきます。天国で“待ってます”！」と決意表明（？）すると「お前が待つのかよ！」と天野。即興漫才のような掛け合いで天国へ笑いを届けていた。

　浅井さんは萩本欽一と坂上二郎さんのコント55号をマネジメントするために、1968年に浅井企画を設立。小堺一機や関根勤など人気芸人が多数所属する大手事務所へと成長させた。キャイ〜ンのほか、見栄晴、ずん、関根麻里らが取材に応じ、感謝の思いを口にしていた。