俳優の生田斗真と中山優馬が26日、都内で行われた劇団☆新感線39興行・春公演「いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』」製作発表記者会見に出席した。生田は中山について「これまでそんなに共演経験もないですし、同じ会社にいながら交流する機会がなかった」といい、今回兄弟役を演じることに「本当に弟ができたみたい。実際、僕は弟がいてアナウンサーやってるんですけど、この期間中は優馬を本当の弟としてかわいがっていきたい」と喜んだ。

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　一方、中山も「兄がいないので兄貴ができてうれしい」と笑顔をみせ、生田について「ジャニーズ事務所の完全なる役者の先輩。僕も少なからずいろんな作品にださせていただくなかで斗真くんのことをよく知ってらっしゃる方が結構たくさんいらっしゃいまして、みなさん口を揃えて『俺、斗真好きなんだよね〜』と口を揃えて言ってるのを聞いておりました」と尊敬の眼差しを向けていた。

　3年ぶりの劇団本公演、旗揚げ39周年にあたる“サンキュー興行”。“奥州三代”と“義経黄金伝説をモチーフに、生田演じる偽義経、源九郎義経（みなもとのくろうよしつね）を主人公に実は偽物説、影武者説等、ドラマティックな謎を多く抱えているという魅力的な人物・源義経が実際に奥州に匿われていたという史実をベースとして、奥州三代の盛衰の行方も絡めつつ、中島脚本ならではのファンタジーも散りばめたストーリーが展開される。

　劇団☆新感線初参加となる中山は「ほかの僕ら世代の同じ事務所の仲間も出させていただきましたので『なぜ僕じゃないんだろう』と思っていたこともあったので、うれしかった」と念願かなって歓喜。報道陣から同じく初参加となる藤原さくらと中山に、アドバイスを送るようにリクエストされた共演のりょうが「みんなでご飯を食べに行く機会があったり、勉強になることが私は多かったので…さくらちゃんもきっとご飯大好きだよね」と優しく尋ねると生田は「お母さんみたいになっちゃった」とツッコんで和やかな笑いが起こっていた。

　製作発表記者会見は出演の、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、橋本じゅん、三宅弘城、橋本さとし、演出・いのうえひでのり、作・中島かずきらが会見に登壇。2019年3月8日から大阪・フェスティバルホールを皮切りに金沢歌劇座（4月2日〜）、まつもと市民芸術館（4月18日〜）、そいて2020年2月にはTBS赤坂アクトシアター、4月には博多座公演が予定されている。