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『超人ロック』のロック役・難波圭一、34年ぶり舞台あいさつ「人違いじゃありません」

 声優の難波圭一(61)が6日、都内で行われたアニメ『超人ロック<劇場版>』Blu-ray発売記念トークイベントに登場。聖悠紀氏による漫画が誕生してから50年以上が経過し、初アニメ化されて35周年という節目を迎えた同作。主人公・ロックの声を担当した難波が同作の公式イベントに参加するのは、1984年3月に行われた同作の公開初日舞台あいさつ以来、実に34年ぶりとなった。

アニメ『超人ロック』の公式イベントに34年ぶりに出席した難波圭一 (C)ORICON NewS inc.

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 会場から大歓声を浴びて登壇した難波は「こんばんは、人違いじゃありません(笑)。ロックじゅういち(61)になりました。きょうは最後まで寝落ちすることなく楽しみたいと思います」と自身の年齢と作品を絡めてあいさつ。声優として、キャラクター名がついて出演した作品は同作が初めてだったといい「オーディションだったのですが、受かるなんて思ってなかったです」と笑顔で振り返った。

 当時、ミュージカルをやっていた難波は米・ニューヨークに行くためにお金を貯めていたそうだが「劇団薔薇座の野沢那智さんが『ニューヨークはいつでも行ける。こういうチャンスは二度とないから全身全霊でやってもらいたい』と言ってくれたので、やろうと決めました」としみじみ。「戸田恵子さん、玄田哲章さんとか、高島雅羅さんとか、上下関係なくてきょうだいみたいに付き合ってくれていて『難波、おめでとう』と言ってくれました」と声を弾ませた。

 ロック役を担当するにあたって、心がけていたことについては「最初と最後にも出てくる“人違い”というのを大事にしたいと思っていて、そこでロックの持っている悲哀みたいなものを出せないかなというのはありました」と力説。「最初から大きな役だったので、永遠に生き続ける役だったせいか、このあと死ぬ役が多くなったという気はしています」と笑わせた。

 同作の公開初日の舞台あいさつで起こった秘話も公開し「袖に松竹の社員さんがいて、マイクを渡されて出ていったんですけど、その社員が小杉十郎太で、その翌年に『機動戦士Ζガンダム』で(声優として)会うという不思議な縁もありました」とにっこり。「今も、聖先生の手によって新しいロックが毎日生まれているんですね。もっともっと、これから技術が進んでいるので(アニメでも)新しいロックが見たいなという思いがあります。その時に、またどこかに出ていたいなという思いもあります」と呼びかけていた。

 掲載誌を変えながら、今なお連載を続ける長寿作品を原作として、1984年3月11日に原作のエピソード「魔女の世紀」をアニメ化した同作が今回、HDテレシネ版を使用した高画質クオリティーで蘇ることになった。

 イベントにはそのほか、アニメ評論家の藤津亮太氏、アニメライターの小林治氏も登場。Blu-rayは、あす7日より発売される。

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