俳優の上川隆也（53）と溝端淳平（29）が11月1日、東京・明治座で上演される日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』公開けいこ前囲み取材に登壇した。上川は初共演の松平健について「意外というよりなるほどと思うのは、懐の深さやお芝居の変幻さ。想像していた以上のものがそこにあり、松平さんとご一緒すれば楽しくていろいろ学べると思ったことが人の形をして立ってらした。一秒でもいろいろなものを吸収したいですし、なるべく背中をみていたい」と尊敬の眼差しを向けた。

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　溝端も松平について「上川さんと同じ気持ち。意外なというか、松平さんの殺陣でのものすごい殺気。でもいざ裏で会うとおおらかで優しいオーラで包み込んでくれる」と信頼を寄せた。小声で松平が「ありがとう」と微笑むと、溝端は「すいません、健さん、『ありがとう』ってやめてもらっていいですか？　申し訳ないです」と恐縮して笑いを誘うと、他のキャストについても「みなさんの思い描いている方々です」と紹介していた。

　山田風太郎の人気歴史小説を原作にした同舞台は、島原の乱で命を落とした指導者・天草四郎や歴史に名を残す者たちが死者再生の術『魔界転生』によって蘇り、現世での無念を晴らそうと悪魔となり幕府滅亡を謀るアクションエンターテインメント。フォトセッションには囲み取材に参加した上川、溝端、松平、浅野、高岡早紀のほか、村井良大、松田凌、玉城裕規、木村達成、猪塚健太、栗山航、丸山敦史、山口馬木也、藤本隆宏らキャストが出席した。

　本編では堤幸彦監督による映像演出など斬新な仕掛けも多数取り入れられるなか、浅野ゆう子は「素晴らしいのは上川さんと松平さんのクライマックスの殺陣。若輩の私ですが松平さんの美しさ、感動します。ドキドキしちゃいます。そこに立ち向かっていく十兵衛、上川さんの凛々しさとキレの良さ。このお二方の殺陣は一番の見どころ」と大絶賛。上川は「ぜひ、劇場で目の当たりにして」とアピールしていた。