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田代まさし、今の月収は「13〜14万」 芸能人ダルク設立に意欲も「日本じゃできないかも…」

 2010年10月に覚せい剤取締法違反などで逮捕され、14年7月に出所した元お笑いタレントの田代まさし氏(62)が、29日深夜放送のAbemaTV『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(毎週月曜 深1:00)に出演。約10年ぶりとなったトーク番組で、逮捕によって失ったもの、今の活動、今後への思いなどを語った。

『スピードワゴンの月曜The NIGHT』に出演した田代まさし(C)AbemaTV

『スピードワゴンの月曜The NIGHT』に出演した田代まさし(C)AbemaTV

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 現在は、薬物をやめたい人のサポートとケアを行う民間のリハビリ施設「ダルク」のスタッフとして活動しながら、講演会なども行っている田代氏。「視聴者の疑問を全てぶつけるSP」のゲストに招かれると「(トーク番組は)おそらく10年ぶりくらいだと思う。その頃はネットの番組は流行りだしていて、地上波出られなかったものですから」と語った。

 全盛期の田代氏の活躍を知らないという、ゲストのぱいぱいでか美がカジュアルなかんじで田代氏に接している様子を見て、MCのスピードワゴンが「クスリやっているんじゃないの?」ときわどいツッコミ。田代氏は、胸ポケットから小道具のイエローカードを取り出し「イエローカード出たよ」と笑顔を浮かべた。

 街頭インタビューで96%の若者が田代氏のことを知らないという結果(番組調べ)が出ると「まぁーしょうがないでしょう。ずっとテレビ出ていませんから。こういった芸能チックなのは、初めて出ているから」と淡々。「5回の逮捕で全てを失った元人気タレント」との肩書きで紹介されると「はしょりすぎでしょ。そんな感じです」とツッコミを入れながらも「みんなから『初心に戻れ』って言われるんだけど(不良時代のように)『シンナー吸っちゃうけど大丈夫ですか』って」と軽快なトークを展開した。

 度重なる逮捕によって失ったものについては「家族、お金、恩人」の3つを挙げ「1回目の逮捕の時は娘が小学校の高学年だったかな、手紙が来て『パパがこうなったことは残念です』って。やっぱりきつかったですよ」と回顧。一番稼いでいた時期の年収は「2億近く」で、逮捕によってテレビ局に支払った賠償金は「8000万。事務所と折半でこの金額だから」と明かした。

 薬物をやめてから4年が経ったという田代氏だが、現在の月収は「13〜14万です」といい、1日のタイムスケジュールに関しては「8時に起床、9時にダルクに出勤、20時には帰宅・就寝」と紹介。小沢一敬から「今、目の前に薬物があったらどうする?」と聞かれると「完全に治っているわけじゃない。出されても大丈夫って言えるまで時間がかかるから。やらないですって今まで言わされていたんだよ。本当はやめられるかどうか自信なかった。でも、言わざるを得なかったのがひずみになっていく」と率直な思いを打ち明けた。

 小沢から「芸能人でダルクを作る気は?」と聞かれると「本当はそれ作りたいんだよね」と意欲を語るも「オレみたいに『クスリを目の前に出されたら、断る自信がない』って正直に言えなくて、みんな『大丈夫』って言うじゃないか。それが一番危ないんだよ。あと、売人も集まってくるから、日本じゃできないかもね」と苦しい胸の内を吐露。「たかが1日、されど1日。長いスパンじゃなくて、きょう1日頑張ってみようよっていうことで続けていく」と呼びかけ、2時間の出演を締めくくった。
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