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『ワールドトリガー』約2年ぶりにジャンプで連載再開へ 12月から『SQ.』へ移籍

 2016年11月より作者の体調不良で長期休載していた葦原大介氏のSFアクション漫画『ワールドトリガー』が、29日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)48号より約2年(1年11ヶ月)ぶりに連載が再開されることが15日、発表された。また、11月26日発売の52号まで5話連続で掲載したのち、12月4日発売の『ジャンプSQ.』1月号に移籍することも決定。1月号では同日、1年9ヶ月ぶりに発売される最新コミックス19巻の収録内容の続きを読むことができる。

『ワールドトリガー』再開告知をした葦原大介氏からの描き下ろしイラスト (C)葦原大介/集英社

『ワールドトリガー』再開告知をした葦原大介氏からの描き下ろしイラスト (C)葦原大介/集英社

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 葦原氏からは「けっこう前から、じわじわと準備していたんですが、ようやく続きを読んでもらえることになりました」「ジャンプ&SQの編集部と、休載中も変わらぬ応援をいただいた読者のみなさまに感謝です」という描き下ろしイラスト付きコメントが寄せられた。

 同作は、「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異世界からの来訪者・空閑遊真と、近界民の侵略に対抗する界境防衛機関「ボーダー」の隊員・三雲修が、未知なるモノとの接触や戦いを通して成長していく姿を描いた物語。13年2月より連載がスタートし、14年10月から16年4月までテレビアニメが放送。最後に掲載された164話では遊真と修が所属する玉狛支部、各チームのメンバーが、B級ランク戦に挑む前の姿が描かれていた。

 これまで数回休載しており、14年に休載した際は同誌で「頚椎症性神経根症による治療の為、今号、休載いたします」と公表。長期休載となった16年11月21日の発売号では「葦原先生の体調不良により今号も休載、次号以降もしばらく休載いたします。今後の再開は未定です」と、体調不良が原因であることを発表していた。

 ここ数年の同誌は14年に『NARUTO-ナルト-』、16年に『BLEACH』『トリコ』などが完結しており、同作は『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『ハイキュー!!』『食戟のソーマ』に次ぐ長さの連載作に。2000年代の同誌に掲載された漫画の歴史を振り返る展覧会『週刊少年ジャンプ展 VOL.3』では、同作の展示コーナーや葦原氏のコメントも寄せられていて、ファンの間では「近いうちに連載再開か?」と話題になっていた。

 また、今回の連載再開に先駆けて漫画アプリ『ジャンプ+』で、同作と葦原氏の初連載作『賢い犬リリエンタール』を15日より無料公開。アニメ版のグッズショップ「Limited Base」が復活し、11月2日から21日まで東京・池袋P’PARCOと大阪・なんばマルイで開催されるほか、12月7日・8日に東京。新宿バルト9でアニメ版のキャスト&スタッフトークショー付きのオールナイト上映イベントの開催が決定した。

■葦原大介氏からのコメント全文
けっこう前からじわじわと準備してたんですが、ようやく続きを読んでもらえることになりました。いろいろ便宜をはかっていただいたジャンプ&SQの編集部と、休載中も変わらぬ応援をいただいた読者のみなさまに感謝です。体に気をつけつつがんばります。よろしくお願いします。

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