胆のうがんのため6月に亡くなった俳優の加藤剛さん(享年80)のお別れの会が30日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。多くの参列者を代表して、共演歴のある俳優・里見浩太朗(81)がお別れの言葉を述べ、故人との別れを惜しんだ。
祭壇には、3500本の花が添えられ、故郷・静岡の茶畑から見える富士山をイメージ。飾られた遺影を前に、里見は「私より、ずっとずっと頑丈な方だと思っていたのに、あなたが先に天国に旅立ってしまうなんて、僕は思ってもみませんでした。死去の知らせを聞いたとき『なぜ? どうして?』と、信じられませんでした。それが現実だと分かったときには、とてもつらくて、悲しい思いがこみ上げてきました」と悲痛の表情を浮かべた。
これまでの思い出を感慨深げに振り返りながら「もっともっと仕事をしたかった…」と本音を吐露する一幕も。それでも「だけど、もういいでしょう…。ゆっくりと休んでください」と優しく語りかけると「本当に、本当にお疲れ様でした。さようなら」と、天国の加藤さんへ別れを告げた。
加藤さんは1938年生まれ、静岡県出身。早稲田大学文学部演劇科から60年に俳優座の養成所入り。野村芳太郎監督の映画『砂の器』(74年)の和賀英良役で注目を集め、『大岡越前』(70年〜)では主人公・大岡忠相を演じ自身の代表作となった。
祭壇には、3500本の花が添えられ、故郷・静岡の茶畑から見える富士山をイメージ。飾られた遺影を前に、里見は「私より、ずっとずっと頑丈な方だと思っていたのに、あなたが先に天国に旅立ってしまうなんて、僕は思ってもみませんでした。死去の知らせを聞いたとき『なぜ? どうして?』と、信じられませんでした。それが現実だと分かったときには、とてもつらくて、悲しい思いがこみ上げてきました」と悲痛の表情を浮かべた。
これまでの思い出を感慨深げに振り返りながら「もっともっと仕事をしたかった…」と本音を吐露する一幕も。それでも「だけど、もういいでしょう…。ゆっくりと休んでください」と優しく語りかけると「本当に、本当にお疲れ様でした。さようなら」と、天国の加藤さんへ別れを告げた。
加藤さんは1938年生まれ、静岡県出身。早稲田大学文学部演劇科から60年に俳優座の養成所入り。野村芳太郎監督の映画『砂の器』(74年)の和賀英良役で注目を集め、『大岡越前』(70年〜)では主人公・大岡忠相を演じ自身の代表作となった。
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2018/09/30