2008年のフジテレビ系『27時間テレビ』で誕生し、1年に1度しか見られないスペシャル企画として毎回好評を博しているビートたけし（71）扮する「火薬田ドン」が、今年も『FNS27時間テレビ　にほん人は何を食べてきたのか？』（8日　後6：30〜翌9日　後9：54）に登場する。毎回、世相を反映した“新キャラクター”を仕込んでくるが、今回は一体どんな内容になるのか。笑いと花火が盛大に打ち上がる“夏の風物詩”となった火薬田ドンの収録現場に、独占密着取材を敢行した。

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　これまでの歴史が詰まったアイテムがズラリと並んだ見世物小屋に、火薬田ドンが見参。先ごろ行われた今回の『27時間テレビ』出陣会見で、たけしは日本ボクシング連盟の前会長である山根明氏（78）にまつわる、一連の報道を随所に取り入れた言動で暴走していたが、それがヒントになっていたのだろうか。山根氏の帽子とサングラスに似せた格好で、不敵な笑みを浮かべながら、2018年の火薬田ドンが始まった。

　カメラマンから無数のフラッシュを浴びた後、スタンドマイクの前に立った火薬田は巻物を広げてスピーチをスタート。たけしが「オフィス北野」を退社して、新事務所「T.Nゴン」に移籍したことにもしっかり触れつつ、矢継ぎ早にトークを繰り広げていきながら今回の企画を説明していった。

　入口の「見世物小屋」から場所を移して、次に向かったのは「歴史の間」。たけしの毒ガスが噴射される往年の名物コーナー「たけしメモ」よろしく、高速トークで火薬田が誇るお宝（？）の数々が紹介されていく。さらにエンジンがかかってきたところで、見えてきたのは「世紀のカエルボルダリングショー」の看板だ。

　小型のボルダリングの壁が用意されており、そこに並んだ3匹のカエル。どれが一番速く駆け上がることができるのかという単純なレースだが、火薬田の手にかかると事件が起こる。笑撃の連続を楽しみながら、そろそろクライマックスへと向かっていくのかと期待に胸をふくらませていると、番組関係者から声がかかった。「すみません、取材はここまででお願いします」。

　収録現場に密着して気付いたのは、テンポの速さ。軽く打ち合わせを行って、気になったところをスタッフがすぐさま修正。ライブ感を意識した展開で、次から次へと撮影が進んでいった。今年は一体、どんな打ち上げ花火を見せてくれるのか…。火薬田ドンのコーナーは『さんまのお笑い向上委員会』内で放送される。あす8日は、火薬田ドンシリーズを手がける三宅恵介氏へのインタビューからその魅力を探る。

■『FNS27時間テレビ〜にほん人は何を食べてきたのか？〜』ラインナップ
『にほん人食堂』（メイン通し企画）／『たけし村上農場』（ドキュメント企画）／『FNS対抗！　メシの祭典』（FNS企画）／『毎時間修造』（1時間に1回企画）／『ホンマでっか！？TV』／『さんまのお笑い向上委員会』／『飯テロ-1グランプリ』／『免許皆伝』／『旅する落語』／『めざましテレビ』（生放送）／『松岡修造の朝メシくいしん坊！万才』『松岡修造の昼メシくいしん坊！万才』／『関ジャニ∞クロニクル』／『池上彰＆たけしが見た！　世界が映した昭和のニッポン』／『あの人の歩き方』／『学ぶヒストリー劇場』／『ニッポン道』／『痛快TV　スカッとジャパン』／『サザエさん』／『にほん人は何を食べていくのか？　にほんの食遺産』（グランドフィナーレ）