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沖縄芸人・ありんくりん、コンテスト初優勝 『お笑いバイアスロン』王者に

 QAB琉球朝日放送で6回目の開催となる“お笑い総合王者決定戦”『お笑いバイアスロン2018』の決勝大会が25日、那覇・沖縄タイムス タイムスホールから公開生放送され、敗者復活戦からはい上がった、ありんくりんが初優勝。リップサービスの5連覇を阻止した。 敗者復活戦から勝ち上がった優勝者は番組初となる。

6回目の開催『お笑いバイアスロン2018』敗者復活戦から初優勝した「ありんくりん」左がひがりゅうた、右がクリス(C)QAB

6回目の開催『お笑いバイアスロン2018』敗者復活戦から初優勝した「ありんくりん」左がひがりゅうた、右がクリス(C)QAB

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 『お笑いバイアスロン』は、1stステージでコント、2ndステージで漫才を披露し、その合計得点で競う。県内外から80組を超えるエントリーがあり、激戦を勝ち抜いた7組のファイナリストに、敗者復活で勝ち上がった1組が加わり、計8組で決勝戦が行われた。今年はルール変更があり、ファーストステージに漫才、セカンドステージでコントを披露。ファーストステージ終了時点では、1位と3位の差はたった7点という接戦だった。

 結果は、金メダル=ありんくりん、銀メダル=リップサービス、銅メダル=ドラゴンエマニエル。メダリストを予想する3連単では、5連覇がかかっていたリップサービスと、昨年の銀メダリスト・初恋クロマニヨンに人気が集まっていた。

 ありんくりんは、たくましい髭のひがりゅうた、父親がアメリカ人で母親が日米ハーフのクオーターという伊保クリスのコンビで、2人とも沖縄出身。おきなわ新喜劇にも参加している。コンビ名は沖縄のことばで「あれもこれも」の意味。沖縄の人でも何を言っているのかわからない濃厚な沖縄ことばを生かしたネタが真骨頂だ。

 2013年の初回大会から出場し、前回大会では3位と健闘。今年は途中敗退したが、大会推薦枠で得た敗者復活のチャンスをしっかりものにした。セカンドステージのコントでは、三線と太鼓のリズムで会場を笑いの渦に巻き込んだ。コンテストでの優勝は、彼らにとっても初めてのことだ。

 クリスは「この大会には養成所の時代から出させてもらってて、やっと成長した瞬間だと思います。面白いこと言えませんが…、本当に僕は感謝しています! 敗者復活戦のメンバーでめちゃくちゃ悔しがってて、こいつらのためにも勝たないといけないと。みんなの思いを背負って絶対に優勝しようと思って。そしたら勝てました!」。

 比嘉は「本当カッコつけている訳ではないですけど、沖縄県民に笑ってほしい、笑ってほしいって思ってて、これから先の活動も沖縄の人以外にもウケるようなネタ作りしていければと」と意気込みを新たにしていた。

 審査員の伊藤正宏氏(『ミュージックステーション』『和風総本家』ほか)は、「印象的だったのはありんくりんの最後のネタ(コント)が、今までは例えば『東京からきて沖縄の言葉がわからない、でも面白い』っていっていたのが、下手すると日本語がわからない人でも楽しめるみたいな、動きとか関係性だけで見せられる本当にすごいネタだと思いました」と絶賛。

 大会開始当初からありんくりんを応援していたという鮫肌文殊氏(『世界の果てまでイッテQ!』『ぐるぐるナインティナイン』ほか)は「やっとだね! 俺本当に泣きそうで」と感慨もひとしおで、「敗者復活から見ていて輝きが違っていたというか、本当に勢いがあって。絶対いくなと。ま、でもありんくりんは当たり外れ激しいから(笑)。これにおごることなく連覇を狙ってほしいなと思います」と、エールを送っていた。

 高須光聖氏(『ロンドンハーツ』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』ほか)は、「僕はさっきから泣きそうな状態になっていて…。僕が泣くのはおかしいんですけど、芸人さんには失礼なことばっかりいってたんで。ドラゴンエマニエル(昨年9位)に去年僕が言ったんですよ、たぶん嫌だと思うんですよこんな状態で出るのは嫌だと思ったんですが、こうやって面白いネタで帰ってくるのは素晴らしいなと、リップサービスも本来は王者なんで何度も出る必要はないんですけど、自分らのネタを磨き直して出てきたのが肌で感じたんで、すごい成長があるなと。ありんくりんは、敗者復活で皆さんと握手して『頑張ってな!』ってのを聞いたときにすごいなって。きょうは芸人さんの美しい姿をみせてもらった」と、感動していた。

■最終ランキング
1:ありんくりん(敗者復活芸人)
2:リップサービス
3:ドラゴンエマニエル 
4:ハンサム
5:初恋クロマニヨン
6:ノーブレーキ
7:三日月マンハッタン
8ぼんじょるの

■決勝戦審査員
伊藤正宏
内村宏幸
鮫肌文殊
高須光聖
中野俊成

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