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細田守監督、新作映画は自身の子どもがヒント「愛を巡る葛藤は兄弟がいる人は早い」

 アニメーション映画監督の細田守氏と女優の上白石萌歌が16日、東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで行われた映画『未来のミライ』(20日公開)のオリジナル・サウンドトラック(11日発売)の記念イベントに出席。ひとりっ子の細田監督が“兄弟愛”について語った。

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 細田監督が自ら原作・脚本を手がける同作は、4歳の男の子「くんちゃん」と、未来からやってきた妹「ミライちゃん」が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語。主人公くんちゃんを上白石、未来からやってくる妹ミライちゃんを黒木華、2人のおとうさんの声を星野源が演じている。

 4歳の男の子を主人公にし“兄弟”をテーマにした理由について、細田監督は「この作品に取り組んだ時、うちのこどもが3歳と0歳。下に妹が生まれた時、僕ら親の愛が生まれたての子にいくものですから、上の子が愛を奪われたと思って床に転げ回って泣いていた。その姿を見て『愛を失った人間は、なんて哀れなんだ』と思って。でも、これって子どもに限らず大人になっても愛を失ったら、こういうふうな姿になるんじゃないかなと。いろんな世代の方に当てはまると思った」と自身の子どもからヒントを得たと告白。

 さらに、「(兄弟がテーマですが)僕はひとりっ子。愛を巡る葛藤って、兄弟がいる人は早いんだなと。子どもを見て新鮮だった。僕は成長してからじゃないと、そういう瞬間に立ち会いませんでしたが、兄弟がいるというだけで人生が違う。僕の知らない人生を体験しているのはうらやましい」と熱弁した。

 くんちゃん役の上白石は最初、ミライ役でオーディションを受けていたそうで、細田監督は「(くんちゃんは)小さい子なので、演者は小さい子かベテランの大人の女性で探していた。ある時、萌歌ちゃんに『くんちゃん役もやって』と言い、演技など見たら『あ、これくんちゃんだ!』と。子どもはこう演じるという固定概念をぶち壊してくれた。当時高校生の女の子(上白石)の中に、4歳の男の子の魂が胸の中にあるなんて思わなかった。そこにビックリしてお願いしました」と明かした。

 この日は、音楽家の高木正勝氏も登壇。サウンドトラックに収録されている曲を披露して観客を魅了した。



関連写真

  • 映画『未来のミライ』オリジナル・サウンドトラック発売記念イベントに出席した(左から)細田守監督、上白石萌歌、高木正勝氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 兄弟愛について熱弁した細田守監督=映画『未来のミライ』オリジナル・サウンドトラック発売記念イベント (C)ORICON NewS inc.
  • 上白石萌歌=映画『未来のミライ』オリジナル・サウンドトラック発売記念イベント (C)ORICON NewS inc.
  • 高木正勝氏=映画『未来のミライ』オリジナル・サウンドトラック発売記念イベント (C)ORICON NewS inc.
  • 『未来のミライ』オリジナル・サウンドトラック

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