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梅沢富美男、テレビで見せる夢芝居 初レギュラーMCに覚悟「視聴率が下がったらやめる」

 「困っているんですよ(笑)。結局ほら、オレなんかMCやるようなタレントじゃないし、だから何度かお断りしたんです」。こう語るのは、今やバラエティー番組などを中心に引っ張りだこの俳優・梅沢富美男(67)。4月からスタートした自身初の冠レギュラー番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系)のスペシャルが、あす11日に放送される(後10:00〜11:34)ことにちなみ、ここまでの手応えとMCとしての責任感、テレビ観などにズバッと迫った。

 連日テレビで見かける印象を受ける梅沢だが“舞台”という軸はブレていない。「舞台が中心だから、舞台のスケジュール優先になってしまいますよね。だから、毎週何曜日に収録するなんてことは取れないし、劇場などは半年前から決まっているものですから、そういう意味ではご迷惑かけるので、この番組のオファーも最初は断っていたんです」。それでもMCを引き受けた理由を聞くと「みなさんが『梅沢さんらしい番組を作るので、やってくれないか?』と言うので、1クール(3ヶ月)だけだったらいいかなと。そしたら、1クール過ぎちゃった」と笑い飛ばす。

 タイトル通り、同番組は梅沢が楽屋で聞いた面白そうなうわさ話を、直接本人に確かめてしまおうというトークバラエティー。これまで、バラエティー番組『ものまね王座決定戦』で“ものまね四天王”と称された清水アキラ、ビジー・フォー(グッチ裕三モト冬樹)、栗田貫一コロッケの26年ぶり共演や、梅沢が作家の瀬戸内寂聴氏の住む京都のお寺“寂庵”を訪問する企画など、濃密な放送が続いている。MCとしての心得を聞いてみると、意外な言葉が返ってきた。

 「自分が経験したことを踏まえてしゃべっているから、そういう意味では普通の人には言えないこともあるかもしれないし、普通は言えないようなことをオレは言っちゃうから(笑)。そういう番組っていうのもあってもいいのかなと思っているんですけど、重荷になっているのも事実だね。僕らは舞台で幕が開いて、お客さんが満席になっていれば、いつまでも興行師は僕を買ってくれる。そういう一発勝負の世界で生きてきたのですが、テレビは誰が見ているかわからないじゃないですか。これはどの辺の層が見ているのか、どの辺が視聴率を上げているかがわからない。そういう部分は、やっていて非常に不安になるし、重荷になっているなと感じますね」。

 だからこそ、自分の名前がついたMC番組にも“一発勝負”の気持ちで臨んでいる。「プロデューサーには、いつも『視聴率が下がったら、いつでもやめてください』と言っています。『1クールって約束だったじゃん』とか言うタイプじゃないから、気持ちよくいなくなりますから大丈夫ですって。オレたちはきょうあっても、あしたがない商売だから。どこの世界だって人気がなくなったら誰も使わないよ。舞台だってそうなんだから。客入らなかったら誰も口きいてくれないし、テレビだって視聴率取れなかったら終わっちゃうのはしょうがない」。

 MCとして出演する時と、ゲストでの違いを聞くと「演じ方が違うんだよ。テレビでは全部演じているんだよ。だって『講釈師見てきたような嘘をつき』というのがしゃべり手じゃん。オレたちもみんな語り部だからさ、針を棒のように話を作って、盛ってしゃべる。そんなに毎日いろんなことないからね」とにっこり。「ひとつの例を言えば、おれがコンビニでタバコとかお酒を買うじゃん。そうすると『20歳の(認証)ボタンを押してください』って言うから、店員さんに『押せるけど、どう見てもオレが19歳には見えないだろ? だったら、お前さんがすっと手を出すくらいのサービスをやってもいいんじゃないか?』って話したの。だけど、事実のままだと、テレビじゃおもしろくもなんともないじゃん。だから、そこを『テメーコノヤロー』っていう風にやったことにして話したの(笑)。イメージに合わせた方がおもしろくなるからね」。

 あす11日に放送されるスペシャルでは、横山だいすけが10年ぶりに獲得した長期休暇でのプライベートハワイ旅行への密着、今のテレビでは考えられない『なるほど!ザ・ワールド』衝撃映像の公開、森公美子の12年間介護生活などに迫る。最後に、梅沢が自身の“テレビ観”を明かした。「いろんな形があってもいいんじゃないかな。子どもが見ないんだったら見せなくていいし、大人が見ないんだったら見なくていい。それは視聴者が決めることですから、テレビ局の方で『この時間だからこんなことを言っちゃいけない』とかを決めることはない。どんな時間帯だって、真面目なテレビもあってもいいし、時代劇や現代劇があってもいい。いろんなジャンルがあるのがテレビだとずっと思っています」。けいこ不足を幕は待たない…梅沢富美男は、きょうもテレビという舞台で“夢芝居”を見せる。



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