NHK総合で7月22日から放送開始予定のアニメ『つくもがみ貸します』（毎週日曜　深0：10〜※関西地方は深0：50〜）のナレーションを歌舞伎俳優の片岡愛之助が務めることが明らかになった。作風にぴったりの語り口と、期待されている。オープニングテーマ曲をMIYAVI vs シシド・カフカ、エンディングテーマ曲を倉木麻衣が担当することになり、両者からコメントも到着した。

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　同アニメは、『しゃばけ』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した畠中恵氏の同名小説が原作。江戸は深川、仲町でお紅と清次という姉弟が営む損料屋・出雲屋を舞台に、古道具たちに宿った「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情ばなしを描く。

　損料屋というのは、日用品から骨董品、そして美術品とありとあらゆる品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。この出雲屋が取り扱う道具たちが、他の店のものと一味も二味も違うのは、作られてから百年以上が過ぎ、魂を宿した「つくもがみ」という一種の妖のようなものになってしまっているところ。客の元に貸し出されては、いろいろな話を聞いて来て、うわさ話を繰り広げる「つくもがみ」たち。人が良く情け深いお紅と清次は、そんな「つくもがみ」たちの力を借りながらこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していく。

　OP曲は、エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の「スラップ奏法」でギタリストとして世界中から注目を集めるMIYAVIと、ドラムボーカルのスタイルでCDデビューしたシシドのタッグ。シシドは昨年放送された連続テレビ小説『ひよっこ』（NHK）に出演するなど、女優としても活躍し、ディズニー／ピクサー映画『リメンバー・ミー』日本版エンドソングでは東京スカパラダイスオーケストラとのコラボレーションも話題になった。

　今回の楽曲についてMIYAVIは「日本独特の価値観である奥ゆかしさや慎ましさなど、この作品が伝えようとしていることと、どう寄りそえるか思案して作らせていただきました。妖となった古道具たち『つくもがみ』、その世界観と共に楽しんでもらえればと思います」とコメントを寄せている。

　一方、アニメ作品の楽曲を手がけることも多い倉木は「今作は江戸を舞台に繰り広げられる恋あり涙ありそして妖怪あり（笑）のお話しということで、その時代にタイムスリップするような情景をイメージしながら制作しました。どんな世界観の歌詞にするか考えている時に、真剣に耳を澄ますと私にも“つくもがみ”が良いフレーズを囁いてくれないかなぁなんて期待しながら私も歌詞を制作しました」と話している。

■キャスト
清次：榎木淳弥
お紅：小松未可子
佐太郎：櫻井孝宏
野鉄：奈良徹
月夜見：仲野裕
五位：平川大輔
お姫：明坂聡美
うさぎ：井口裕香
ナレーション：片岡愛之助

■公式サイト
http://tsukumogami.jp/

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