9日放送の日本テレビ系動物バラエティー『天才！志村どうぶつ園』（毎週土曜　後7：00）では東京・町田市で暮らすカモの親子のお引っ越しに密着する。やってきたのは高ヶ坂松葉調整池（こがさかまつばちょうせいち）。5月初旬、生まれたばかりのふわふわの子ガモ6匹が難関を突破して近くの川へとお引越しする様子をカメラが追う。

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　これまで同番組ではキリンの出産、ゴルフボールを奪うカラス、ウミガメの孵化など、さまざまな動物に密着する企画『志村どうぶつ園・ハリコミ隊』を実施。今までにハリコミ隊が撮影した東京・大手町や京都のカモたちは生後1ヶ月とある程度大きくなってからお引越ししていたが町田のカモ親子は次の出産を控えたカモたちに場所を明け渡すために、生後わずか2〜3日で、近くの恩田川へと向かうという。

　まず、最初の難関は池の外に出ること。スロープを上り、母ガモが通り抜けられるフェンスの隙間を目指す。母ガモの後ろを懸命についてゆく、子ガモたちのけなげな姿に地元の人たちも声援は飛ぶ。1匹も欠けることなく、池の外に出たカモの親子は次なる難関・約200メートルの道路を歩かなければならない。地元の人の手助けを受け、道路を渡り、無事恩田川へ到着。

　しかし、引っ越しはそこで終わらない。カモの親子が目指すのは川をさらに2キロ下った、エサが豊富で外敵から身を守る茂みがある場所。たどり着くにはいくつかの急流を越えなければならない。カラスや野良ネコといったさまざまな外敵に加え、カモは縄張り意識の強い動物。同じカモでもほかのカモの縄張りに入った瞬間攻撃されることもあるという。生後、まだ2日の6匹の子ガモたちは無事たどり着くことができるのか…。子ガモたちに次々と襲い掛かる試練、そして、必死に我が子を守ろうとする母ガモの姿に密着する。