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サンドウィッチマン、会見で見えた人気のワケ コンビ結成20周年がなせる妙技とは?

 サンドウィッチマンの好感度の高さを、身をもって体感することができた。きょう3日に放送される仙台放送制作のバラエティー番組『終着駅からはじめちゃう?! 〜満腹&ハプニング! サンドが行くローカル線〜』(フジテレビ系列26局ネット 後4:05〜5:20)の制作発表会見でのこと。番宣VTRが2分ほど流れた後、伊達みきおが口を開いた。「もう、この2分だけで十分じゃないですかね」。そこからは、富澤たけしと絶妙なかけあいで会見場を“サンド劇場”へといざなった。

サンドウィッチマン (C)ORICON NewS inc.

サンドウィッチマン (C)ORICON NewS inc.

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 同番組では「そこから先には線路がない、鉄道の終着駅。その奥には何があり、どんな人が住んでいるのか?」をテーマに、さまざまな出会いや発見を通して、そこにしかない超・地域限定の魅力を徹底調査。サンドウィッチマンが青森県、いとうあさこ鈴木福が秋田県へと分かれ、それぞれの終着駅からガチな聞き込みを行っていく。

 ここで気になるのは「なぜ、仙台放送で青森と秋田に特化した番組なのか」という点で、会見でもその質問が寄せられた。伊達が「東北全体の復興を…という観点で、仙台放送の番組で青森と秋田をフィーチャーするっていうのはまた面白いなと思いましたし、本当にただただ楽しかった。後継者問題なども出てくるので、そういう社会情勢も突いています」と意義を力説。一方の富澤は、自身がMCを務めるテレビ朝日系のバラエティー『帰れマンデー・見っけ隊!!』を念頭に置いてか「他局で似たような番組をやっていますから、間違って見てくれたら」と笑顔で呼びかけ、伊達から「やめなさい、趣旨が違うから」とツッコミを受けるなど、記者が気になるであろうところを先回りして笑いを誘った。

 自分たちの健康問題もネタにした。富澤は今回の撮影中に精巣上体炎にかかっていたと明かし、「相撲部の学生と相撲を取るというシーンがあって、僕もやりたかったんですけど(精巣が肥大していたため、まわしから)出てしまうっていうことで、相撲が取れませんでした」とポツリ。すかさず、伊達が同番組にも登場する津軽伝統人形芝居「金多豆蔵(きんたまめじょ)」とかけて「富澤の“きんたまめじょ”が…」とかぶせて、会見を盛り上げていった。

 今度は攻守交代とばかりに、昨年9月のイベントで“血圧200超え”を告白していた伊達が「降圧剤っていう強めのやつを飲んでいるんですけど、今そのおかげで下がっていまして、毎朝測っているんですけど、今朝も(上が)50の(下が)16でした。それでキープしています」とボケると、富澤が「低すぎるだろ! この間も、何もないのに楽屋で急に鼻血が出ていましたからね」と一喝。当の伊達は「何の刺激も与えてないのに出てきたので、どこかおかしいんでしょうね(笑)。まぁーでも、比較的健康ですね」と笑わせた。

 今月2日に発売された『日経エンタテインメント! 2018年6月号』の特集「タレントパワーランキングTOP100」で芸人最高位の6位を獲得するなど、コンビ結成20周年を迎えて好感度抜群の2人。コンビで出演することがほとんどだが、長年一緒いると“ストレス”を感じることも少なくないだろう。ただ、そんな心配は杞憂(きゆう)だったようだ。富澤が「いるのが当たり前になっているので、逆にいないとちょっと不安になっちゃったりして(笑)。ツッコんでもらえないので…」と話すと、伊達も「富澤がひとりだと、ただただ感じ悪い人になる(笑)。僕らはニコイチだと思います。25年以上も一緒にいるので、空気のような存在ですね」。絶対的なお互いへの信頼関係をもとに、時にはボケとツッコミを自在に入れ替えて、どこからでも笑いを取っていく…サンドウィッチマン人気はまだまだ安泰だと今回の取材を通して実感した。

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