俳優の池畑慎之介（66）が8月31日、都内で行われた芸能活動50周年を記念したディナーショー『ピーター 50th Anniversary ディナーショー』に出演。5月に自身のブログで直筆メッセージにて、歌手として活動する名前「ピーター」を今年いっぱいで卒業し、来年から1〜2年ほど芸能活動を休止することを発表して以降、初めてマスコミ各社の取材に応じ「ピーター」を卒業する理由について語った。

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　ディナーショーでは、「天狼」「昭和シャンソン」のほか越路吹雪メドレーなどを披露。一般客のほかミッツ・マングローブ、久本雅美、石田純一、古舘伊知郎、お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰など著名人も含め約400人以上出席し「何回涙をこらえるのに苦労したか。泣いたらおしまいだと思って…。ファンや先輩、仲間が温かく応援してくれたことがうれしく思います」と感謝した。

　「ピーター」という名前を卒業する理由について「ピーターというのはあだ名で始まって、『ピーちゃん』『ピー』とか軽い感じで言われていました。そのままの名前で映画デビューし、レコードもヒットさせていただいた」と芸名のルーツをまず説明。

　続けて「若いころは『ピーター』『ピーちゃん』で終わったのですが、だんだん年齢を重ねることで、ピーターが『ピーターさん』『ピーター様』になっていくのが、むずがゆくて。友だちの呼び名ならいいのですが、バラエティー番組に出演しても『ピーター』を知らない人ばっかりの中で、仕事をするのがつらいと言いますか、『なんでピーターというカタカナの名前なのか』と説明しないといけない若いタレントさんばかり。なのでそろそろ『ピーターさんはいいかな』と」と明かした。

　名前の卒業に寂しさは「ない」と断言。「仕事をやめても友達はピーターと呼んでくれると思いますし、これから出会う新しい人は『慎之助さん』などと言ってくれると思う。『まだまだ元気で前向きだぞ！』ということで、終わるのではなく1年間お休みをする。始まりのための1年間の休養です」と語った。