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又吉直樹、児童文学には消極的「子どもに向けに書いているってばれる」

 お笑いコンビ・ピース又吉直樹が5日、都内で行われたポプラ社『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』結果発表会に出席。2015年に発表した『火花』で芥川賞を受賞し、作家としても活躍している又吉だが、イベントにちなみ子ども向けの本を執筆したいか聞かれると「僕が書くと、子どもに向けに書いているやんってことがばれると思う」と消極的な姿勢を見せた。

『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』結果発表会に出席した又吉直樹 (C)ORICON NewS inc.

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 「子ども側から『そういうことじゃないねん』って言われると思う」と持論を語った又吉は、「双子の姪っ子が5歳くらいのとき、神経衰弱やったんです。面白くしようとしたら『え、わざと失敗してる?』って言われた」と振り返り、「僕自身も子どもの頃、自分と対等に扱ってくれる大人はしゃべりやすかったけれど、子どもとして扱われたときに子どもとして演技しないといけないからしゃべりにくかった。今大人になっているのでそれがつかみにくい」と距離感の難しさを強調。

 児童文学の執筆は「考えたことがなかった」といい、最後には「『火花』の感想を小学生からもらうこともあって、それは励みになる。子どもだけにという視点は今のところ予定はないですが、機会があればチャレンジしてみたい」と前向きに話していた。

 ポプラ社が主催する『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』は、子どもたちに面白い本と出合える機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたいという思いから開催している。1位は今泉忠明氏が監修した『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)が選ばれた。

 又吉が子どもたちから質問を受けるコーナも実施。18歳のときに本を書こうとしたものの、書けなかったことを明かし、「そのときに小説ってどうやって書いてあるのかと思って本を開いたら、それまでよりもっと面白くなってきた。みんなも試しに一回書いてみるともっと面白くなるかも」とアドバイス。さまざまなトークを行ったほか、今年のノーベル文学賞の発表が見送りなったことについても「世界中で受賞した本を読む人がいるのは、本に興味を持つ重要なきっかけになるので、もったいないと思います」と意見を述べた。

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  • 『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』結果発表会に出席した又吉直樹 (C)ORICON NewS inc.
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