「バラエティーを滅ぼすなよ フジテレビをおちょくるなよ」。前身番組から数えて30年、放送1340回の歴史を誇るフジテレビ系バラエティー『とんねるずのみなさんのおかげでした』の最終回で、とんねるずの2人は「情けねえ」の歌詞の一部を変えて、こう訴えた。大団円を迎えた『みなさん』ファイナルから9日後、同じく一時代を築いてきた『めちゃ×2イケてるッ!』も22年の歴史に幕を閉じた。“平成”最後の年と合わせたかのような終焉に「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチコピーで、テレビ界を活気づけてきた“フジテレビ”のバラエティーの危機を心配する声もあるが、どっこいフジには『ENGEIグランドスラム』があるではないか。 ナインティナインがMCを務め、「日本一豪華なネタ番組」をコンセプトとして国民の誰もが「おもしろい」と認める芸人たちが出演しネタを披露する同番組は、きょう7日の放送が記念すべき第10弾。今回も千原ジュニアのピンネタ、落語界の異端児・立川志らく、今最もチケットが取れない講談師・神田松之丞、ピン芸人のNo.1を決める『R-1ぐらんぷり2018』の覇者・濱田祐太郎、『M-1グランプリ2017』の王者・とろサーモン、ブルゾンちえみwithB、くっきー(野性爆弾)といったそうそうたるメンバーが初出演。歌ネタ自慢の芸人によるステージ「ENGEI歌謡ショー」や、芸人が“一番面白い”と認める芸人は誰なのかをアンケート調査で決定する「今、この芸人がすごい!」といった新企画も始動する。