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山崎まさよし、14年ぶり長編映画主演 横山秀夫『影踏み』実写化

 シンガー・ソングライターの山崎まさよしが、『クライマーズ・ハイ』『64』などで知られる横山秀夫氏の小説を実写化する映画『影踏み』に主演することが22日、わかった。長編映画で主演を務めるのは、『8月のクリスマス』以来14年ぶりで、「ずっと役者とは全く違う動きの中で活動してきたので、今はプレッシャーを感じています」と心境を明かした。山崎の主演作『月とキャベツ』(1996)でもタッグを組んだ篠原哲雄監督がメガホンをとり、5月から群馬を舞台にオールロケにてクランクイン、来春以降公開予定。

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 原作は、警察小説が多い横山作品の中では希少な犯罪者側を主人公にしている。「ノビ師」と呼ばれる“泥棒”の真壁修一(山崎)が、彼に降りかかる難事件に立ち向かい、幼なじみのヒロインとの恋と泥棒家業の狭間に揺れ動く恋愛ミステリー。

 映画化は、群馬・中之条町で18年続く『伊参スタジオ映画祭』が縁で始まった。『月とキャベツ』を繰り返し観るほどのファンで、自身の作品が山崎主演で映像化されたらという願望を抱いていた横山氏、長年横山作品のファンで作品を読み漁ってきた山崎、山崎との再タッグを望みつつ、いつか横山氏の作品を映像化したいと考えていた篠原監督。3人のそれぞれの想いは、2016年の同映画祭に3人がそれぞれゲストとして参加したことで融合し、横山氏が山崎に合う作品として『影踏み』を提案した。

 横山氏は「山崎さんと篠原監督が素晴らしい世界観を作ってくれるでしょうから、原作にとらわれずに作っていただきたい。僕はその『影踏み』を楽しみたいと思っています」と映画版に期待。「ミュージシャンとして人の心を盗むのがうまい山崎さんは、実は“泥棒”という役がぴったり合うんじゃないかと思っています。でも、山崎さんを泥棒にしてしまって申し訳なく思っています(笑)」とコメントを寄せた。

 “泥棒”という新境地に挑む山崎は「歌を書く時の目線は底辺からいろんな景色を見たいと思って歌を作っています。その意味では真壁と同じ目線になれるような気がします。そういう共通項を自分の中に見つけていければと思っています。真壁もしくじりから始まっているし、心の闇も抱えているから、真摯に役に向き合っていきたいです」と意気込み。主題歌を手がけることも決定し、「悲しさやどうにもならない気持ち、救い、最後には報われるのか、形はわからないけどそんな主題歌が書けた」と話している。

 篠原監督は、俳優としての山崎を「男のダメなところを自然に演じられる、人間の弱さを悪びれずに自然体に演じられるのが魅力です。いろんな役で人間の表面化しない裏側も悲哀を伴って出てくる感じが僕は好きなんです。愛すべきアウトローですかね」と語る。「一緒に仕事をするたびにいつも新しい山崎くんを発見できています。権力に対しての反抗心は誰にもどこかあるし、泥棒という仕事が成功するかどうかというスリル、緊張感、快楽はステージに立つ時のものと似ている気がするんです。今回も彼の魅力をどう引き出せるかが楽しみです」とメッセージを送った。



関連写真

  • 映画『影踏み』に主演する山崎まさよし
  • (左から)篠原哲雄監督、山崎まさよし、原作者の横山秀夫氏
  • (左から)映画『影踏み』篠原哲雄監督、山崎まさよし、原作者の横山秀夫氏
  • 映画『影踏み』原作者の横山秀夫氏
  • 映画『影踏み』より、篠崎哲雄監督
  • 横山秀夫氏の『影踏み』(C)「祥伝社」

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