昨年の『第38回ABCお笑いグランプリ』で優勝し、大号泣したお笑いコンビ・霜降り明星（粗品・せいや）。彼らのテレビ初の冠番組『霜降り明星の涙の数だけ笑わせて』が、2日（深1：34〜3：04※関西ローカル）にABCで放送される。

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　番組は、泣き虫芸人の2人が“涙”をテーマにさまざまなことに挑戦する“涙バラエティー”。2人が訪れたのは結婚式場。実は、結婚式で新婦を泣かせたい新郎がいるという。挙式は2週間後。早速、担当プランナーの久保さんと会い、新郎新婦の原田和弥さんと麻莉子さんの写真を見せてもらう。久保さんが言うには、新郎側の余興が埋まっていないので披露宴でサプライズ演出をして新婦を泣かせて欲しいとのこと。すると、粗品は「我々は漫才師なので“泣かす漫才”ってどうですか？」と提案する。せいやも「そんな漫才、今まで見たことないですね」。何と、世界初（？）の“泣かす漫才”に挑戦することになった。

　しかし、笑わすことばかり追求してきた2人にとって「涙」に関しては知らないことばかり。そこで身をもって泣こうと、涙トレーニング=涙（るい）トレに体を張って挑んだ。

　最初の涙トレは、「泣ける料理」。この企画に協力したのは、M-1グランプリ決勝進出が決まった時に号泣した、同じく泣き虫芸人の兄弟漫才師・ミキ。一行がチャレンジするのは、大阪屈指の「泣ける！」と噂の3つの料理。1つ目は、涙レベル4の寿司「鼻孔で泣かす緑の悪魔」。2つ目は涙レベル5のベトナム料理「究極至高のカインチュア」。そして3つ目はレベル10の「デスソフトクリーム」。どれも実在するメニューなのだが、霜降り明星とミキの涙腺を強烈に襲う。

　さらに、このロケ中に事件が発生。「初の冠」に意気込むせいやには相方のリアクションが許せなかったらしく、事態はトンデモナイ展開に。ある意味、泣ける展開が観られる。

　次の涙トレは、「泣けるビデオレター」。感情のこもった本当に泣けるビデオレターを作ろうと、2人が向かったのは新婦の母校だった。今回、協力してくれるのは、同期の仲良し芸人・コロコロチキチキペッパーズ。しかし、この企画は全てうそ。実はせいやとナダルを陥れる「泣けるドッキリ」だった。

　仕掛け人として、新婦の友達に扮したあやさんが協力。美女の登場に浮かれるせいやとナダルは、何の疑いもなく彼女と共に深夜の真っ暗な廃校舎の中へ。一方、粗品と白装束を着た西野は別室でモニタリング。ところが、校舎に一歩足を踏み入れるなり、次々と起こる超常現象に絶叫の連続。最後の大講堂では、最恐のドッキリが待ち受けているのだが、2人は恐怖のドッキリで涙を流せるのか？

　各「涙トレ」の合間も、2人は泣かせる漫才を作るため、新郎から新婦のエピソードを聞き出す。そして、新郎参加型の漫才を提案し、新婦のご両親やキューピッドとなった新婦友人にも取材。結婚式当日。せいやは「新婦さんの涙腺をぶっ壊します」と宣言。結婚披露宴のプログラムが順調に進む中、合間をぬってネタ合わせを繰り返し準備万端。彼らの出番が来る。果たして、涙トレを経て完成させた漫才は、新婦を泣かせることができるのか。