急性心不全のため21日に亡くなった俳優・大杉漣さん（享年66）の訃報から2日が経ち、大杉さんの最期を見守った俳優・松重豊（55）のブログには「松重さんはきっと何倍もつらいと思います」「漣さんの分まで、漣さんの役者魂を繋げて下さい」など、松重への心配の声や励まし、そして感謝の言葉などが続々と届いている。

　テレビ東京によると大杉さんは20日に行われた同局のドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』（毎週水曜　後9：54）の撮影に参加。撮影を終えて宿泊先に戻り食事をとっていたところ腹痛を訴え、松重と関係者らに付き添われて救急病院へ。そのまま、21日の午前3時53分に同局の関係者、同ドラマの共演者、そして家族に見守られながらの最期を迎えたという。

　松重の19日のブログは「チン」のエントリーで「弁当ありがたや。温かい、汁あればなほ、暖かい、部屋であればなほ、チンできれば、なほありがたや」の文字とともに、お弁当の写真が掲載。訃報の前までは、ファンからは楽しげなコメントが寄せられていた。

　しかし、21日の大杉さんの訃報後のコメント欄には「たった今大杉さんの訃報を知り居ても立ってもいられずこちらにお伺いしてしまいました。病院に付き添われたとのことで、心中いかばかりかと心配になってしまいますが一ファンが到底推し量れるものではありませんね。今はただただ驚きと悲しみでいっぱいです」「自分もファンのみなさんと同じでここに来ました。とてもつらいです。松重さんはもっともっとつらいですね…」など、大杉さんの訃報に悲しむ声のほか、松重を気遣う言葉も寄せられた。

　また、大杉さんは生前、『はなまるマーケット』（TBS系）に松重が出演した際に、VTRでコメントを寄せ「（松重は）何か付き合ってくれると、とことんお酒なんかもそうなんですけど、最後まできちっと付き合ってくれて」「最後の別れの時まで、その瞬間までちゃんといてくれるやつ。本当にいいやつなんですよ」とコメントしている。

　このエピソードに触れたファンたちも「松重さん、なんと言ってよいものか言葉が見つかりません。ただ、松重さんに最期一緒にいてもらえて漣さんは嬉しかったと思います」「突然のことで…ショックです。でも、漣さんが一人ぼっちで逝かれたのでなくて良かった」など、最後を見守った松重へ感謝の言葉も届けられている。

　なお、2人が出演する『バイプレイヤーズ』については、来週28日（第4話）、3月7日（第5話・最終回）の放送は現在検討中（21日時点　公式サイト）としている。