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かまいたち、にゃんこスターに感謝 “最強2位”と相乗効果で仕事増

 “悲劇の王者”ではない。昨年のコント日本一決定戦『キングオブコント2017』で見事に優勝した濱家隆一山内健司によるお笑いコンビ・かまいたち。突如現れた怪物・にゃんこスターが人気となり、一部では悲劇とも言われるがかまいたちの2人は新星への感謝の気持ちも持っていることを明かした。

にゃんこスターへの感謝の気持ちを明かしたかまいたち(山内健司、濱家隆一) (C)ORICON NewS inc.

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■優勝で生活が大きく変化 “宿敵”にゃんこスターに実は感謝の気持ちも

 生活を大きく変化させるお笑いの賞レース。優勝前と優勝後の変わりっぷりを聞くと濱家は「何かがなくなって1日休みというのはありました」と明かし、山内も「基本はずっと仕事をもらっている状態です。もともと大阪の方ではお仕事をいただいていたんですが、キングオブコント優勝させてもらってから東京の仕事がめちゃめちゃ増えました」と笑顔を見せた。

 気になる賞金1000万円の使いみちはというと「奥さん、おかん、親父、奥さんのお母さんに50万、姉に10万。残りは貯金したり、諸々に使いました」と濱家。一方、優勝会見で「仮想通貨にぶっ込む」と宣言していた山内だが「優勝のタイミングで、すぐ賞金が入ったら、安いときに買えてたんですけど…。上がった後に賞金が入ったんでね…」とぼたき。ただ、「濱家が50万ずつ配ったと聞いたので、父親に51万、母親に51万、嫁に51万渡しました。これ、マジです」と真顔で語り、濱家から「差をつけているつもりかも知らんけど、一緒やで」とツッコまれていた。

 また、昨年のキングオブコントといえば、欠かせないのが爆発的な人気を獲得したにゃんこスターの存在だ。かまいたちを食う勢いで仕事をこなしている。イベントなどでは「俺らが優勝したんや!」とグチをこぼし、爆笑を取ることが定番となっている。“恩恵”について聞くと少し笑いながら濱家は「正味、めちゃくちゃあります」とこっそり明かした。山内も「それで呼んでもらうことも多いんですよ。キングオブコントが終わって(テレビ朝日系)『クイズプレゼンバラエティーQさま』に2回、呼んでもらったんです。それもアンゴラ村長が出るから。頭よくないんですけどね(笑)」と話し、濱家は「アンゴラ村長が出なくて呼ばれたら本物やけどね。今は“アンゴラ村民”やな(笑)」とぶっちゃけた。

 過去、すぐに王者が「消えた」と言われることが多いキングオブコントだけに“協力プレー”で話題が継続する相乗効果でテレビに引っ張りだこ。「テレビでは『くそー』とか言ってますけど、ホンマはもちろん良好な関係です」(濱家)、「M-1の決勝前もスーパー三助さんから『頑張ってね』って連絡来ましたし」(山内)仲がいいという。極めつに濱家は「僕はにゃんこスターのスタンプも買いました(笑)。誰に送っても、めっちゃウケるんでね」と驚きの事実も明かしていた。

■次なる目標は「ネタの神」 “バウンティハンター”史上初のM-1&KOC王者を狙う

 昨年はM-1グランプリにも出場。KOC覇者としては史上最高位の4位を獲得した。山内は「初登場4位は上々やったんですけど、僕らの4位は目立たない。さや香の4位とかは『おー』となるんですけど、かまいたちの4位はキングオブコントを取ってる分、4位でも低いぐらい」と高すぎるハードルに苦笑い。濱家も「めっちゃ書かれるんですよ。『キングオブコントではにゃんこスターに差をつけられ、リベンジで臨んだM-1は4位で惨敗』って…。惨敗ちゃうねんって言いたいですよ」と文句。そして山内は「僕ら(現制度になってからのキングオブコントの)歴代最高得点なんですよ!」と話題ならなかった事実をぼやき、濱家も「歴代最高のチャンピオンなんですよ。誰も言ってくれないから自分たちで言っていこうと思います!」と王者らしからぬ自ら実力をアピールしていくプランをぶち上げた。

 そんなかまいたちの今年の目標は明確だ。山内は「キングオブコント勝ってM-1で返り討ちにあった。次、リベンジやなと。明確な目標ですね」と前を見据えた。濱家も「当面はM-1だけです。キングオブコントとM-1に優勝してネタの神になる。M-1に優勝したら賞レースを卒業できる。そうなって単独ライブで、ただただ楽しいだけのネタをやりたいですね」と口にした。

 これまで2人は漫才でも賞を獲得している。濱家は「大阪の賞レースは、ほぼ全て取ってるんです。賞金総額が今で2000万弱ぐらい。芸人の間ではバウンティハンター(賞金稼ぎ)って呼ばれてます(笑)」と実力は折り紙付きだ。3月に単独ライブを行い、そこから栄光への道筋をつける。濱家は「今は全開のM-1を反省して漫才をやっている期間。しっかりした漫才をやり過ぎて人間味という1番、大事な部分を忘れてた。だから今はアドリブ多めの人間味漫才をやってます」と頂に向け、力を溜め込んでいる。

 そんな山内は飲食型エンタテインメントステージ『THE EMPTY STAGE 2018 WINTER』(9日〜25日、東京・BENOA銀座)の13日公演のワンマントークショーに出演する。山内は「1回、出させてもらったことがある。フリートークで自信のあるところを繋げていったら行けるやろと思ったら甘かった。大スベリしました…」とぽつり。「バーみたいなところでしっとり見てる感じやった。自分が面白いやろってところで全員ドリンクを飲んでた…。じっくり見られて、ヤバいって思ったら話のスピードもどんどん上がっていった。最後は、ただただ流暢なだけになりました。もうウケるとかじゃなく場を埋めるだけの自分がいましたね」と若干、トラウマになっているという。「メンタルとか何かしら対策練らないと返り討ちに合うなと…」と対策を練り「1回目より、楽しんでもらえるステージにしたい」と意気込んだ。そして「濱家にも出てもらいたい」とオファーしたが、濱家は「一旦、家に持ち帰らせてもらいます(笑)」とにごし、笑わせていた。

 M-1に敗れたことで山内は「戦いの渦から逃れられない…」と自嘲気味に語ったが、来年には伸び伸びネタをする2人を見られるかもしれない。

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  • にゃんこスターへの感謝の気持ちを明かしたかまいたち(山内健司、濱家隆一) (C)ORICON NewS inc.
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