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1位前田敦子、2位山口百恵…アイドル卒業の理想形はインパクトと引き際

 先ごろ、乃木坂46の中心メンバー・生駒里奈が卒業することを発表し、衝撃を与えた。乃木坂46といえば、今やミリオンヒット連発の人気グループだが、2017年にはメンバーだった橋本奈々未も卒業。同グループに限らず、昨年から今年にかけて、嗣永桃子(元Berryz工房/カントリー・ガールズ)、渡辺麻友(AKB48)、有安杏果(ももいろクローバーZ)ら人気メンバーがグループを卒業している。ファンに惜しまれ、世間的にも大きな話題となるアイドルの卒業。ORICON NEWSでは「印象に残ったアイドルの卒業」について意識調査を行った。

◆AKB48の絶対エース、前田敦子の卒業が1位

 ORICON NEWSでは、過去から遡り「印象に残ったアイドルの卒業」について、10代から50代の男女、計1,000人の一般ユーザーに調査。結果、以下のような名前が上位に挙がった。

・前田敦子……15.9%
・山口百恵……13.5%
・森且行……7.8%
・嗣永桃子……7.2%
・キャンディーズ……6.0%


 AKB48の絶対エースだった前田敦子は、秋葉原の劇場公演にも人がなかなか集まらなかった結成初期からセンターを務め、ミリオンセラーを連発する国民的アイドルとして大ブレイクするなかでグループの顔に。2012年8月、念願だった初の東京ドーム公演3daysを終えた翌日、原点のAKB劇場で卒業公演を行った。250席のチケットの応募倍率は916.38倍にも上った。

 彼女の名前を挙げたのは10〜30代が中心ながら、40〜50代も少なくない。「AKBグループのなかで有名な子が初めて卒業を発表して衝撃も大きかったが、その勇気がすごいと思った」(埼玉県/20代/女性)、「頂点を見て自分の将来を考えて、後輩のことを思い自ら退く。タイミングは突然だったが、その場所に固執しない姿勢に好感が持てた」(東京都/40代/女性)といった声が多く、人気絶頂だったグループのトップに立つ前田が「20歳の夢に向かって歩き出さなければいけない」(卒業発表時のコメント)と旅立ったインパクトの強さを物語っている。

◆40〜50代の心に刻まれた伝説的存在、山口百恵の去り際

 山口百恵は中3でデビューして70年代に数々の名曲を残したのみならず、映画やドラマでも活躍した大スター。世代や男女を問わず国民的人気を博していたなか、1980年に映画で名コンビだった三浦友和との婚約と21歳での芸能界引退を発表。日本中に衝撃を呼んだ。日本武道館でのファイナルコンサートのフィナーレで、マイクをステージ中央に置いて去ったのが語り草に。その後は一切表舞台に姿を見せず、伝説的存在となった。

 今回の調査では40〜50代から多く名前が挙がった。「人気絶頂期だったのにもめた印象がなく、惜しまれつつ潔い感じがした」(東京都/50代/女性)、「結婚して家庭に入る道を選んだことで、自分の考えを通した」(北海道/50代/男性)といった声が代表的で、引退劇の美しさと、人気より家庭を選んだ生き方が当時を知る世代に今も焼きついているようだ。

◆まったく別の道を選ぶ決断を支持、森且行と嗣永桃子の共通点

 2010年代と70年代を代表する国民的アイドル2人が突出したが、それに続いた森且行、嗣永桃子には共通点がある。 

 森はSMAPの一員として1991年にCDデビュー。メンバー初の連ドラ主演も務めていた。歌番組が激減した時代にデビューしたSMAPは当初苦戦しながら、バラエティに活路を見出し、オリコン1位を連発するように。そして冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)がスタートした直後の1996年5月、森はオートレーサーに転身するためにグループ卒業を発表した。

 嗣永はつんく♂プロデュースのBerryz工房で小学生時代から活動。2015年のグループ休止後もハロー!プロジェクトの後輩たちとカントリー・ガールズを結成する一方、ウザいぶりっ子の“ももち”のキャラでバラエティに引っ張りダコとなった。その傍ら、大学で幼稚園と小学校の教員免許を取得。「幼児教育の道に進みたい」と、昨年6月のカントリー・ガールズのコンサートを最後に25歳で芸能界から引退した。

 2人とも芸能界で上昇気流に乗っていたなかで、まったく別の道を選んだ。唐突にも見えたが、森に対しては「きちんと脱退する理由をメンバーにもファンにも伝えていたし、後にしっかりオートレーサーになって活躍しているから」(岡山県/20代/女性)、嗣永には「事前に教員免許を取って、先のことを考えつつ今の仕事も疎かにしない姿勢がカッコ良かった」(青森県/30代/女性)、など違う夢を追う決断が支持されている。森は昨年、AbemaTVの番組で元SMAPメンバーと21年ぶりに共演して話題になった。

◆心に残るのは、功績を残したアイドルのドラマティックな卒業

 キャンディーズは70年代に活躍した3人組。1977年7月に突然、ライブの最後に解散を宣言。「普通の女の子に戻りたい」との言葉が流行語になった。翌年4月、女性アーティストで初めて後楽園球場で行った『ファイナル・カーニバル』には5万5千人ものファンが詰めかけた。彼女たちは主に50代が「記憶に残っている」などと挙げている。「普通の女の子に戻りたい」という言葉に多くが触れていて、「世代ではないが、長い年月が経っても色あせない力がある」(神奈川県/30代/男性)という声も。なお、メンバーはその後、個々に芸能界に復帰。2011年に他界した田中好子さんは日本アカデミー賞などで主演女優賞を受賞するなど、演技を高く評価された。

 総じて見ると印象に残る卒業は、やはり経緯やラストコンサートがドラマティックだったことが大きな要因のようだ。加えて、芸能界からの意外な方向転換もインパクトを生んだ。いずれにせよ、アイドル活動で功績を残したうえでの卒業だったからこそ、引き際も人々の心に残ったのは間違いない。
(文・斉藤貴志)

【調査概要】
調査時期:2018年1月19日(金)〜1月23日(火)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

関連写真

  • AKB48の元メンバー・前田敦子 (C)oricon ME inc.
  • Berryz工房を卒業した嗣永桃子 (C)ORICON NewS inc.
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