歌舞伎俳優の市川海老蔵（40）が29日、都内でDR.C医薬『花粉を水に変えるマスク』の新CM発表会に参加。日々、成長する子どもたちの様子を語った。

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　27日には、昨年6月に亡くなった妻・小林麻央さん（享年34）についてブログを更新。長男の勸玄くん（4）が麻央さんの死を認識し、涙を流したことを明かして「ママがいない事を悲しんで涙ながしていました。わかるよ。としか言えない父親、抱きしめるしかできない父親、つらいです」と心境を吐露していた。

　囲み取材で海老蔵は「（死去は）わかっているんですけど、ホントに分かっていたかと言われると、ちょっと…。そのとき自体、彼自身も泣くことなく、普通に過ごしていた」と当時を振り返る。さまざまなものに触れてあらためて麻央さんの死を実感し、海老蔵に「ママに会いたいよ」と話しかけたという。海老蔵は静かに「そういうことですね」と話した。

　麗禾ちゃん（6）は東京・新橋演舞場で上演された『初春歌舞伎』の「日本むかし話」に幼少かぐや姫で出演。「（かぐや姫が）大きくなった役のせりふも全部覚えて私もできるんだというアピールをしてます」とにっこり。海老蔵のせりふも書いて覚えたそうで「確認しろと。一言一句間違えてないかを。私も疲れていたので『たぶん大丈夫だと思うよ』と。（麗禾ちゃんから）『たぶんなの』を20回ぐらい連呼されました。これがなかなか大変でした」と目を細めた。そして自身の出番が終わっても劇場に残るようになったそうで「責任感がある人なんだなって思った。意思の強い優しい子に育った」と感慨深げだった。

　また、麗禾ちゃんは新CMの撮影現場にも同行し、CMソングにハマってしまったという。「ずっと歌ってました。きょうの日が来るまでは歌ってはならない。ですから注意するのが、なかなか大変でした」と苦笑い。父の仕事ぶりをどう見ているかについては「時間があれば常に来てる。忙しいやっちゃなと思ってるじゃないかな」とほほえんだ。

　そんな子どもたちの成長を問われると「ここ半年、1年行ってなかった公園に行くと、できなかったことができている。『あぁ、大きくなったなぁ』と思う。ジャングルジムとか昔は怖くて登れなかったのが、かまわず登っていく。ずいぶんたくましくなった」としみじみ話した。

　新CMで海老蔵はくるくると回り、軽く踊りも披露。踊りは撮影当日に無茶ぶりされたそうで「別に請求書回さなきゃ」と冗談めかしていた。