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たけし、四変化で人生相談 憑依芸に浅草キッドも驚き「コントってこうやるんだ」

 タレントのビートたけし(71)とお笑いコンビ・浅草キッドが出演するBSスカパー!『はじめてのたけし』が、2月15日に放送される(後7:00〜8:00)。3回目となる今回は、早着替えで4人のキャラクターになりきり、一般人からの人生相談に次々と乗っていったが「その役になると、途中でバカバカしくなってね…笑いをこらえるのが大変だった。漫才やっている時は、これだけ自分で笑っちゃうことなかったんだけど、今回はやっていられなくなるくらいおかしかった」と手応えをにじませた。

BSスカパー!『はじめてのたけし』収録に臨んだ(左から)ビートたけし、浅草キッド

BSスカパー!『はじめてのたけし』収録に臨んだ(左から)ビートたけし、浅草キッド

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 番組内で、たけしは元教育委員会の鈴木学、元暴力団の住職・福田法元、東大法学部卒のホームレス・西園寺公一、元自衛官のオカマバーのママ・おカヨさんという多様なキャラクターに変身。番組アシスタントの浅草キッド・玉袋筋太郎が「すばらしい憑依芸を見させていただきました。おカヨさんの時は、ちゃんと口調も『〜よ』っていう感じになっていました。でも、考えてみればフランス座で初めて舞台に立った時も、そういう(おカヨさんのような)役でしたよね」と投げかけると、たけしは「あの時はせりふなかったよ」と振り返った。

 一方、水道橋博士は「『オレたちひょうきん族』の時は、僕らは殿(たけし)についていなかったので、コントってこうやってやるんだっていうことを教えられているみたいでした。大体の設定みたいなのはもらっているんですけど、本番に入ったら全く違っていましたから」としみじみ。「殿は今、小説を書かれているから(個々のキャラクターの)設定を細かくされるというのが、ここに表れるんだと感心しました」と舌を巻いた。

 個性的な相談者たちと脱線トークを繰り広げながらも、最後は人生訓となるようなアドバイスをしっかり送ったたけしに、浅草キッドの2人も「横道にそれるんですけど、最後はズバリと身の上相談している。回答の腑に落ち方がスゴい」と絶賛。たけしは「週刊文春で、伊集院静さんが『悩むが花』っていう人生相談をやっているけど、あれを読むのが好きでさ。けっこう突き放したりしながらも、温かさもあって、面白いなって思う。きょうは、マルクスとレーニンに感化されたという役をやったし、ヤクザでお坊さんになった人も知っているし、そういうところからやった感じかな」と役作りの過程を明かした。

 番組収録はたけしの71歳の誕生日にあたる、今月18日に実施。「もう、うれしくないよ…70過ぎて、もう50過ぎたらうれしくないって」と嘆きながらも、昨年は映画・小説・新書で3冠王に輝くなど、大車輪の活躍を見せたことが話題になると「お笑いっていうのはなんでもやれるんだよな。やれるけど、その道(の本流)に乗っていなくてサブにいる。メインロードは歩けないけど、常に傍観者としてのミスを見逃せないところがあるから面白いんじゃないかな」と言葉に力を込めた。

 続けて“笑いとの向かい方”へと話が広がっていき「テレビは見るんだけど、バラエティーはあまり見ていない。お笑いが嫌いなわけじゃないけど、お笑いって新鮮じゃないとつまらない。いつもお笑い見ていると、何が面白いのかわからなくなっちゃう。意外に、まともな勉強をしているヤツの方がお笑いにはいいと思う時もあるしね。歴史なんかのお笑いだったら、歴史をいっぱい知っているヤツのほうがギャグに気がつくっていうところもあるからね」と率直な思いを打ち明けていた。

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  • BSスカパー!『はじめてのたけし』収録に臨んだ(左から)ビートたけし、浅草キッド
  • BSスカパー!『はじめてのたけし』収録の模様
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