来年1月期にフジテレビ系「ノイタミナ」などで放送される新アニメ『恋は雨上がりのように』のメインキャストが21日発表された。感情表現が苦手な主人公・橘あきら役を渡部紗弓、あきらが働くバイト先の店長を平田広明が務める。また、喜屋武はるか役を宮島えみ、西田ユイ役を福原遥が担当することも決定。1月11日、深夜0時55分より第1話が放送される（※一部地域除く）。

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　眉月じゅん氏が2014年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）で連載中の同名漫画が原作。陸上部のエースだったがけがで走ることをやめてしまった橘あきら（17歳）と、夢をあきらめた過去を持つあきらのバイト先、ファミリーレストラン「ガーデン」の店長・近藤正己（45歳）。海辺の街を舞台に、青春の交差点で立ち止まったままの彼女と、人生の折り返し地点にさしかかった彼が織りなす物語。

　あきらを演じる渡部は「あきらは陸上部を足のけがで走ることをやめ落ち込みますが、アルバイト先で平田さん演じる店長に恋をします。『好きな人を思って胸が熱くなること、私にもあったな』と思い出しながら演じています。2人の恋を楽しんでほしい。頑張っていきます」と意気込み十分。

　店長・近藤を演じた平田は「初めてビジュアルをみた時、率直にとてもきれいな絵だなと感じました。演じる上で全国の中年男性の希望にならないといけないのかな？と思ってみたりしています。原作を見ていても、あきら目線でみる女性ファンが多いのではないかと思いますが、中年男性にも楽しんでいただけますと幸いです」と呼びかけた。

　あきらの親友で陸上部の仲間・喜屋武はるかを担当した宮島は「人にも部活にも真正面から向き合う子で、こんな子と友達になりたい」と客観的に感じたといい、あきらのバイト仲間・西田ユイを演じた福原は「ユイちゃんがゆったりした作品の空気感に、ちょうどいいスパイスになれたらいいな」と、キャラクターへの愛情を語った。

　スタッフ陣も同時に発表され、シリーズ構成は『荒川アンダーザブリッジ』『ノラガミ』などを手がけた赤尾でこ氏、キャラクターデザイン・総作画監督には『君に届け』の柴田由香氏、音楽は『篤姫』『Dr．コトー診療所』などの吉俣良氏が務める。

　OPテーマはCHiCO with HoneyWorks書き下ろしの『ノスタルジックレインフォール』に決定し、雨上がりの煌めくような青空を思い浮かぶ爽やかな楽曲になっている。