“あら削りな一芸を持ったパフォーマーを紹介する”TBS系ネタ番組『あらびき団』の年末特番『朝まであらびき団SP あら1グランプリ2017』（29日放送　後11：50〜深3：50）の囲み取材が13日、同局内で行われ、MCの東野幸治（ライト東野）と藤井隆（レフト藤井）が出席した。

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　同番組では、これまで芸人に限らず、アーティスト、グラビアアイドル、大道芸人なども多数出演。はるな愛や椿鬼奴、どぶろっく、厚切りジェイソン、横澤夏子のほか『R-1ぐらんぷり』優勝のハリウッドザコシショウ、じゅんいちダビッドソン、『キングオブコント2012』のバイきんぐ、『キングオブコント2014』のシソンヌなど賞レースの覇者のブレイクのきっかけにもなった。

　今回は、お笑い賞レース『あら-1 グランプリ』の第3回を開催。厳しい予選を勝ち抜いたファイナリスト計45組が出場し、「あらブロック」「びきブロック」「団ブロック」に分かれて対戦。『キングオブコント2017』王者のかまいたち、『M-1グランプリ2017』王者のとろサーモンといった“今年の顔”も多数出演する、豪華な内容となっている。

　賞レースにはお約束の「敗者復活枠」も用意されているが、ここで問題が発生した。東野が「どこまでオンエアするのか、もしかしたらTBSはひた隠しにするかもしれませんが、敗者復活に不正がありました。『M-1』とかには絶対ない不正があった。『あらびき団』は汚れています」と告発。どういった形の不正なのかは明かされなかったが、藤井も「みんながいいことをしようと思っていたのが、最悪の形になってしまった」と証言した。

　現場の空気も険悪なものになったといい、東野が「一時は収録が終わってしまう、もう『あらびき団』をやめようっていう話まで、こんなことをやるためにやったんじゃないとスタッフとちょっと衝突しました。同じ釜の飯を食べたスタッフと衝突して、そこから地獄でした。スタッフはそのくだりを編集で切ろうとしているので、皆さんのペンの力で見せるように仕向けてください」と報道陣にアピール。藤井も「最初は生放送でやるという案もあったんですけど、恐怖でしかない。収録で良かったです」と笑わせた。

　これまでの『あら-1』王者の顔ぶれを見ると、初代王者は村上ショージの娘のバターぬりえ、2代目王者はハリウッドザコシショウといずれも濃いキャラばかり。一般的な賞レースとは一風変わっているが、東野が「最近のお笑い界には、笑いと感動という方向だと思うんですけど『あらびき団』はそういうのがこれっぽっちもないです」とアピールしていた。