「トークとか、コントとか、大喜利とか、お笑いにおけるいろんなカテゴリーがあると思うんですけど、『オトせ!』は新しいカテゴリーがまたひとつ増えたという感じ。いつものバラエティーの空気感とはかなり違います」。MCを務める千原ジュニアが絶賛する新感覚バラエティー番組『オトせ!』(日本テレビ系)が、きょう11日に放送される(深0:09〜1:04)。芸人たちが「素人さんの“オチのないつまらない話”に、笑いでオチをつけられるか!?」を競い合う同番組の魅力に迫るべく、総合演出の中村文彦氏に話を聞いた。
番組では、制限時間3分以内に、トーク相手の“オチのないつまらない話”に笑いを生み出し、オトせるのかにチャレンジ。見事にオチがつけば、トーク相手の素人がステージ上から落下し、逆にオチをつけることができなければ、芸人が落下する。次々に登場する素人たちをオトし続けた芸人がNo.1の称号を手にすることができる。今までありそうでなかった、このコンセプトを思いついたきっかけを中村氏が次のように明かす。
「普段、バラエティー番組で芸人さんたちを見ていると、トークなりギャグなりでひと笑いあってから次の流れに行くということが連続されていると思うのですが、その“ひと笑い”のみをクローズアップした番組は今までなかった。加えて、これはバラエティーの世界に限ったことではなく、視聴者の皆さんも何か話があって、そこでひと笑いあってから次の流れに行くっていうことを日々の生活で体験していて、日本人の体に染み付いている文化としてあるなと感じたので、この『オトせ!』を企画しました」。
今年8月31日から4週にわたって予選を行い、9月28日の放送では各週の放送で勝ち抜いた芸人による「チャンピオン大会」を開催。これまでの放送でルールについて、いろいろな発見があったという。「初めてやった時はそんなに強いこだわりはなかったのですが、スタッフとシミュレーションをした結果、制限時間の3分以内にオトすというのがテレビの企画としてはちょうどいいかなと感じました。あとは、素人さんの話を絡めて3分以内に“ひと笑い”を作るという今までにない競技なので、芸人の皆さんにも普段と違った緊張感があります」。
この競技を勝ち抜く上で必要となってくるのは、ズバリ“MC力”だと中村氏は分析する。「ご本人が単体で面白いことをするっていうことはいっぱいあると思うんですけど、あくまでも素人さんの話を絡めてオチをつけないといけないっていうのが、ひとつの高いハードル。それを3分という限られた時間の中で、いかにして気持ちいい流れで笑いに持っていくかというのは、広い意味で言うとMC力が試される。素人さんのタイプに応じて、オトすパターンをどれだけ持っているかが大事になってくると思います」。
さまざまなオチのタイプを楽しめるよう、出場芸人の選定に気を配っているが、それと同じくらい重要になるのが、つまらない話をする“素人”の存在だ。「今回も街に出て何百人単位で声をかけて、その中で熱を持っている方とか、自分の中でストーリーを持っているんだけど、ちょっと起承転結がうまくつながっていない粗さがある方に出ていただくようにしています。素人さんの話がありきなので、普通の番組と比べると負担がすごく高いものになっています」。一流の芸人からオチに向かって“料理”される素人が、リラックスして本番に臨めるよう、本番まで何度も打ち合わせを重ねていく。
「一番いいのは出てもらった素人さんに『いい思い出になったな』と思ってもらえることなので、収録現場がアウェイにならないようにスタッフも意識しています。3分以内の競技なので、話のサイズは1分から1分半くらいで完結するものであればうれしいです、とはお伝えしていますが…打ち合わせの時に聞いていたものとは違う話を始める方もいらっしゃいます(笑)。ヒヤヒヤもしますが、そんな時に、どうやって芸人さんたちがオトすのかを見るのがすごく楽しみですね」。出演者すべてへの信頼と入念な下準備があるからこそ、スタジオの緊張感がプラスに作用し笑いを生む。
今回は芸人側からケンドーコバヤシ、河本準一(次長課長)、小宮浩信(三四郎)、サンシャイン池崎、友近、西田幸治(笑い飯)、平野ノラが参戦。対するオチのないトークをする素人には、歌舞伎町No.1ホストや美人東大生など強烈なキャラクターが続々と登場。タレントのつまらない話をオトすコーナーも設けられ、有村藍里、内田彩、ぺえ、ビトタケシ、熊江琉唯といった多彩な顔ぶれがそろった。「一言の破壊力がスゴい方から一緒に盛り上げたり、ボケたりしながらオチに向かっていく方までバリエーション豊かなパターンをお見せできるメンバーになったと思っています」と中村氏も胸を張る。
そんな画期的な番組の総合演出を務める中村氏だが、実はまだ26歳で、平成生まれの“ゆとり世代”。今回の特番も、普段は『月曜から夜ふかし』が放送されている月曜のプラチナイト枠という同局が若くエネルギッシュな視聴者に見てもらえるような企画で勝負し力をいれている時間帯に放送される。そんな期待のテレビマン・中村氏は、自らが身を置く日テレについてどのように思っているのだろうか。「日本テレビの作り方というか、やり方があるんだろうなと思いながら作っているつもりです。すごいいい手本になる先輩方が多いので、最終的には自分で決めないといけないのですが、その人たちだったらどうやっているんだろうっていうことは、常日頃考えながらやっています」。好調な日テレバラエティー界の将来を担う若きテレビマンが作る新感覚番組『オトせ!』。同局が得意としてきた、芸人と素人による化学反応の新たな可能性を見られる内容に仕上がっている。
番組では、制限時間3分以内に、トーク相手の“オチのないつまらない話”に笑いを生み出し、オトせるのかにチャレンジ。見事にオチがつけば、トーク相手の素人がステージ上から落下し、逆にオチをつけることができなければ、芸人が落下する。次々に登場する素人たちをオトし続けた芸人がNo.1の称号を手にすることができる。今までありそうでなかった、このコンセプトを思いついたきっかけを中村氏が次のように明かす。
「普段、バラエティー番組で芸人さんたちを見ていると、トークなりギャグなりでひと笑いあってから次の流れに行くということが連続されていると思うのですが、その“ひと笑い”のみをクローズアップした番組は今までなかった。加えて、これはバラエティーの世界に限ったことではなく、視聴者の皆さんも何か話があって、そこでひと笑いあってから次の流れに行くっていうことを日々の生活で体験していて、日本人の体に染み付いている文化としてあるなと感じたので、この『オトせ!』を企画しました」。
今年8月31日から4週にわたって予選を行い、9月28日の放送では各週の放送で勝ち抜いた芸人による「チャンピオン大会」を開催。これまでの放送でルールについて、いろいろな発見があったという。「初めてやった時はそんなに強いこだわりはなかったのですが、スタッフとシミュレーションをした結果、制限時間の3分以内にオトすというのがテレビの企画としてはちょうどいいかなと感じました。あとは、素人さんの話を絡めて3分以内に“ひと笑い”を作るという今までにない競技なので、芸人の皆さんにも普段と違った緊張感があります」。
この競技を勝ち抜く上で必要となってくるのは、ズバリ“MC力”だと中村氏は分析する。「ご本人が単体で面白いことをするっていうことはいっぱいあると思うんですけど、あくまでも素人さんの話を絡めてオチをつけないといけないっていうのが、ひとつの高いハードル。それを3分という限られた時間の中で、いかにして気持ちいい流れで笑いに持っていくかというのは、広い意味で言うとMC力が試される。素人さんのタイプに応じて、オトすパターンをどれだけ持っているかが大事になってくると思います」。
さまざまなオチのタイプを楽しめるよう、出場芸人の選定に気を配っているが、それと同じくらい重要になるのが、つまらない話をする“素人”の存在だ。「今回も街に出て何百人単位で声をかけて、その中で熱を持っている方とか、自分の中でストーリーを持っているんだけど、ちょっと起承転結がうまくつながっていない粗さがある方に出ていただくようにしています。素人さんの話がありきなので、普通の番組と比べると負担がすごく高いものになっています」。一流の芸人からオチに向かって“料理”される素人が、リラックスして本番に臨めるよう、本番まで何度も打ち合わせを重ねていく。
「一番いいのは出てもらった素人さんに『いい思い出になったな』と思ってもらえることなので、収録現場がアウェイにならないようにスタッフも意識しています。3分以内の競技なので、話のサイズは1分から1分半くらいで完結するものであればうれしいです、とはお伝えしていますが…打ち合わせの時に聞いていたものとは違う話を始める方もいらっしゃいます(笑)。ヒヤヒヤもしますが、そんな時に、どうやって芸人さんたちがオトすのかを見るのがすごく楽しみですね」。出演者すべてへの信頼と入念な下準備があるからこそ、スタジオの緊張感がプラスに作用し笑いを生む。
今回は芸人側からケンドーコバヤシ、河本準一(次長課長)、小宮浩信(三四郎)、サンシャイン池崎、友近、西田幸治(笑い飯)、平野ノラが参戦。対するオチのないトークをする素人には、歌舞伎町No.1ホストや美人東大生など強烈なキャラクターが続々と登場。タレントのつまらない話をオトすコーナーも設けられ、有村藍里、内田彩、ぺえ、ビトタケシ、熊江琉唯といった多彩な顔ぶれがそろった。「一言の破壊力がスゴい方から一緒に盛り上げたり、ボケたりしながらオチに向かっていく方までバリエーション豊かなパターンをお見せできるメンバーになったと思っています」と中村氏も胸を張る。
そんな画期的な番組の総合演出を務める中村氏だが、実はまだ26歳で、平成生まれの“ゆとり世代”。今回の特番も、普段は『月曜から夜ふかし』が放送されている月曜のプラチナイト枠という同局が若くエネルギッシュな視聴者に見てもらえるような企画で勝負し力をいれている時間帯に放送される。そんな期待のテレビマン・中村氏は、自らが身を置く日テレについてどのように思っているのだろうか。「日本テレビの作り方というか、やり方があるんだろうなと思いながら作っているつもりです。すごいいい手本になる先輩方が多いので、最終的には自分で決めないといけないのですが、その人たちだったらどうやっているんだろうっていうことは、常日頃考えながらやっています」。好調な日テレバラエティー界の将来を担う若きテレビマンが作る新感覚番組『オトせ!』。同局が得意としてきた、芸人と素人による化学反応の新たな可能性を見られる内容に仕上がっている。
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2017/12/11