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13代目『M-1』王者は誰の手に? 昨年2位、実力派兄弟コンビ、異色男女コンビらファイナリスト9組を徹底解剖

 漫才日本一を決める『M-1グランプリ2017』が、きょう3日に決勝を迎える。13回目となった今大会には4094組がエントリー。そんな激しい戦いを勝ち上がってきたのが、ジャルジャルかまいたちカミナリマヂカルラブリー、ミキ、さや香、とろサーモン和牛、ゆにばーすの9組だ。日本一の漫才コンビに迫った9組の魅力を、改めて紹介したい。

 2010年、15年大会に続く3度目の『M-1』ファイナリストとなったジャルジャルは、決勝進出者による会見で自分たちの強みを聞かれると「ジャルり具合で言えば、この中で一番」とニンマリ。その言葉通り、準決勝では自分たちの世界観にグイグイ引き込んでいき、オチに向けて疾走していく姿はまさに圧巻だった。そんな彼らに「絶対に負けたくない」とライバル視されたのは、今年の『キングオブコント』(KOC)王者・かまいたち。史上初となる漫才・コントの2冠制覇に向けて、こちらも準決勝で実力を見せつけ、視界は良好だ。

 昨年から2大会連続で決勝の舞台へと駒を進めた「なまり&強烈どつき漫才」の新星・カミナリ。前回は、銀シャリと和牛に95点をつけた上沼恵美子から“81点”という辛口の評価を受けた。今年も上沼は審査員となっており、果たして今回はどのようなジャッジが下されるのか、その点数が結果を左右しそうだ。07年大会から『M-1』予選に出場を続けてきたマヂカルラブリーは、7度目の挑戦で初めて決勝。動きが多くコントのような世界観で繰り広げられる漫才は、審査員や観客に与えるインパクト大。順番に恵まれれば、最終決戦が見えてくる。

 ハライチ、スリムクラブ、銀シャリと昨年の大会は人気長寿番組『探偵!ナイトスクープ』に“探偵”としてレギュラー出演するコンビが多いことでも話題となった。今年は探偵の決勝進出はなかったが、『ナイトスクープ』初代局長で、2000年に芸能界を引退した上岡龍太郎さんをおじに持つ兄弟コンビ・ミキが出場。番組の冒頭で「私が上岡龍太郎です」と自己紹介していた上岡さんよろしく、テンポの良いかけあいで「オレたちがミキや!」というパワーあふれる漫才を披露し、準決勝でも笑いをかっさらった。『M-1』初代王者の中川家以来となる“兄弟コンビ”チャンピオンに、今最も近い位置にいると言っていいだろう。

 そんな優勝の有力候補であるミキが、決勝進出者の会見で「あんまり、こんなことを言うのもなんですけど、僕らのおじさんが上岡龍太郎さんなので、血の強さだけはスゴい」と身内ネタを披露する中、負けじと「僕のお父さんの親友のお姉ちゃんの旦那さんが(Eテレ『つくってあそぼ』の)ワクワクさん(久保田雅人)です」と、かなり遠い関係のネタをかぶせて笑いを誘ったのがさや香。会見では「6年目で誰も知らない。完全なダークホース」と自虐していたが、裏を返せばネタの新鮮さは9組中トップ。フレッシュさも武器になるか、本番に期待が高まる。

 2003年の『M-1』から出場を続け、実力は評価されながらも毎年苦杯をなめてきたとろサーモンは、ラストイヤーにして悲願の初出場。ひねり切った久保田和靖の叫びが決勝の舞台で響き渡れば、初出場からの優勝も期待できる。今大会の台風の目となりそうな雰囲気を放っているのが、男女コンビ・ゆにばーす。「にゃんこスターと違って、ウチはビジネスパートナー」といった言葉を放つ尖りに尖った川瀬名人と、ほんわかキャラのはらのギャップが化学反応を起こしており、決勝の舞台でも大暴れしてくれそうだ。

 そして、今大会の優勝大本命は、15年、16年と2年連続で『M-1』決勝に進出し、昨年は2位の好成績を残した和牛だろう。水田信二のイラッとするキャラと、それに翻ろうされながらツッコミを入れていく川西賢志郎のかけあいは絶妙。川西の「もうええわ!」が気持ちよくハマれば、頂点に手をかけたも同然だ。

 今回からはネタ披露の順番が「笑神籤(えみくじ)」による抽選で直前まで決まらないシステムを採用され、例年以上に展開が読めなくなった。さらに、前回は審査員が大会史上初の“5人体制”が採用されたが、今年は従来の“7人体制”に戻り、敗者復活組を除いた決勝進出者もこれまでの8組から9組に増えるなど、さまざまなリニューアルが行われた13回目の『M-1グランプリ』。誰が日本一の漫才師の称号を手にするか、新ルールがどこまでの影響力を持つか、あの審査員はどのコンビを評価するかなど、今回も見どころ満載だ。

 計20組が出場する敗者復活戦が、12月3日の午後2時30分から4時30分まで、決勝は午後6時57分から10時10分までABC・テレビ朝日系で生放送される。

■『M-1グランプリ』歴代優勝者
2001年 中川家
2002年 ますだおかだ
2003年 フットボールアワー
2004年 アンタッチャブル
2005年 ブラックマヨネーズ
2006年 チュートリアル
2007年 サンドウィッチマン
2008年 NON STYLE
2009年 パンクブーブー
2010年 笑い飯
2015年 トレンディエンジェル
2016年 銀シャリ

■『M-1グランプリ2017』審査員
オール巨人松本人志、上沼恵美子、中川家・礼二博多大吉春風亭小朝渡辺正行



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